2011/04/18

チータ・レーベル 第10作、第11作 (ジャズ)

何度かブログで紹介させていただいている、ジャズ・ベーシスト中村照夫がプロデュースするチータ・レーベル(www.cheetahjazz.comから、第10作目となるオナージェ・アラン・ガムス / ジャスト・ライク・イエスタデイ」と、第11作目のスティーヴ・グロスマン / ホームカミング」2つのアルバムがリリースされています
(以前ご紹介したブログはこちら→Player Right - Bill Wareチーターレーベル第2弾、第3弾


ONAJE ALLAN GUMBS / Just Like Yesterday (オナージェ・アラン・ガムス / ジャスト・ライク・イエスタデイ)
70~80年代の輝かしいソウルの大名曲を中心に、名手オナージェがフェンダーローズでクール&メロウにカバー。後期ウェザー・リポートのリズム・セクションでもあるスーパー・ミュージシャンのオマー・ハキム(dr)、ヴィクター・ベイリー(b)が加わったトリオ編成を中心に、インティメイトな魅力あふれる、グルーヴィーで心を打つ傑作が誕生!! (www.cheetahjazz.com引用)
「ジャスト・ライク・イエスタデイ」収録曲
  • 01. 風のシルエット / ボビー・コールドウェル (78)
  • 02. ゴーリー・ワウ / スタイリスティックス (72)
  • 03. ホット・ドーギット / ラムゼイ・ルイス (74)
  • 04. リボン・イン・ザ・スカイ / スティーヴィー・ワンダー (82)
  • 05. インナー・シティ・ブルース / マヴィン・ゲイ (71)
  • 06. アイル・ビー・アラウンド / スピナーズ (72)
  • 07. 暗黒への挑戦 / アース・ウィンド・アンド・ファイアー (75)
  • 08. クワイエット・パッション / オナージェ 1988年の名曲
  • 09. チャイルド・イズ・ボーン / サド・ジョーンズのジャズ・スタンダード
  • 10. ザ・トーキョー・ブルース / ホレス・シルヴァーのジャズ・ナンバー
  • 11. ドルフィン・ダンス / ハービー・ハンコックの人気曲
  • 12. ヤーニング・フォー・ユア・ラヴ / ギャップ・バンド (81)
  • オナージェ・アラン・ガムス(フェンダー・ローズ)
  • ヴィクター・ベイリー(ベース)
  • オマー・ハキム(ドラム)
  • スペースマン・パターソン(ギター)
  • チャギー・カーター(パーカッション)
  • プロデューサー 中村照夫
  • マスタリング 行方洋一

5曲目に収録されたのフェンダー・ローズで弾くInner City Blues(原曲Marvin Gaye)のビデオを見ることができます!
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Steve Grossman / Homecoming (スティーヴ・グロスマン / ホームカミング)
伝説的天才サックス奏者、スティーヴ・グロスマン。じつに10年ぶりとなる待望の新作アルバムが登場。ワン&オンリーともいえるスティーヴのテナーの真髄をたっぷりと味わえる、魅力的な楽曲が揃った傑作が誕生!! (www.cheetahjazz.com引用)
「 ホームカミング」収録曲
  • 01. ウナ・マス
  • 02. カトーナ
  • 03. アフロ・ブルー
  • 04. ディス・タイ ム・ザ・ドリームズ・オン・ミー
  • 05. シオラ
  • 06. イレジスタブル・ユー
  • 07. イン・ア・センチメンタル・ムード
  • 08. テイク・ザ・ディー・トレイン
  • 09. ウナ・マス (ラジオ・エディット)
  • スティーヴ・グロスマン(テナー・サックス)
  • トム・ブラウン(トランペット)
  • ビル・ウォッシャー(ギター)
  • ラリー・ウィルス(ピアノ)
  • ジョー・ファンスワース(ドラム)
  • ジョン・ウェーバー(ベース)
  • ルーベン・ロドリゲス(ベース)
  • ラルフ・イリザリー(ティンバレス)
  • ロベルト・キンテーロ(コンガ)
  • チャギー・カーター(シェイカー)
  • プロデューサー 中村照夫
  • マスタリング 行方洋一

こちらからオープニング・ナンバー「Una Mas」のレコーディング風景をご覧いただけます!
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2011/04/15

Babyfaceを使ってUstream配信

コンパクトなボディにラックサイズ機以上の性能を搭載したBabyfaceは、持ち運びも簡単なうえにUSBバスパワー駆動なので、場所を選ばず気軽に音楽を楽しむことができます。
「録音する」「再生する」以外に、「インターネット配信(Ustreamなど)」にも大変便利にお使い頂けます。以下ではUstreamで「BGMを再生しつつ、マイクを使ったトーク番組を配信する」と仮定したケースで、設定方法をご紹介します。
お客様から「Ustreamでの配信に使えるか!?」との問い合わせも多く頂戴しており、いつかご紹介したいと考えておりました。もちろんですが、バッチリ使えます!!
Babyface筐体に付属のブレークアウトケーブルを接続し、BabyfaceとコンピュータをUSBケーブルにて接続します。トーク用のマイクはブレークアウトケーブルの"Line IN L"に接続します。必要に応じてモニタリング用のヘッドフォンを、Babyface筐体側面のヘッドフォン出力に接続します。

接続をした図
【設定編】
1:TotalMix FXのSubmixを有効にした状態で、ハードウェア出力チャンネル(最下段)のAN 1/2をクリックします。クリックすると、AN 1/2が他のチャンネルよりも明るくハイライトされた状態になります。
2:マイクで喋りながら、TotalMix FXのハードウェア入力チャンネル(最上段)のAN 1(ステレオ表示の際はAN 1/2)のメーターが触れるのを確認します。レベルが弱い場合はツール(スパナ)のシンボルをクリックして開き、Gainのツマミで感度を調整します。次に、フェーダーを徐々に上げて適当な位置(ただしクリップ=赤色に点灯の状態は避けてください)に設定します。なお、コンデンサーマイクを使用する場合は、"48V"をクリックしてファンタム電源を入れてください。
3:続けてiTunes等のプレイヤーで音楽の再生を開始します。ソフトウェア再生チャンネル(中段)のAN 1/2のメーターが触れるのを確認します。こちらも徐々にフェーダーを上げて適当な位置に設定します。
4:以上の設定で「マイクからの音声」と「BGMの音声」が、ハードウェア出力のAN 1/2からミックスされて出力されます。ただし、この状態ではUstreamのインターフェイスからはマイクの音声しか出力されません。これはUstream側のインターフェイスの仕様であり、通常はマイク(ハードウェア入力チャンネル)の音声しか受けれないからです。

そこで、ハードウェア出力チャンネルのAN 1/2のツール(スパナ)のシンボルをクリックし、Loopbackをクリックして有効にしてください。Loopbackを有効にすると、ハードウェア出力チャンネルの音声データがドライバ(コンピュータ)へと送信されるので、ハードウェア出力チャンネルに送られている「マイクからの音声」と「BGMの音声」それぞれがミックスされた状態で、Ustreamのインターフェイスから出力(配信)されるようになります。


Loopbackを有効にした状態
あとはマイク、BGMそれぞれのバランスを調整すれば準備は完了です。Ustreamのインターフェイス画面で「オーディオソース」にBabyfaceを選択し、インターフェイスのボリュームを調整してください。

【応用編】
高品位な配信を目指すなら、TotalMix FXに内蔵されたEQ(イコライザー)とFX(エフェクト)を使用します。視聴者がマイクの音声を聞きやすいように、EQを使用してマイクの音声を調整すると良いでしょう。Lo Cut(Low Cut)を有効にしたり、EQを触って中域から高域を持ち上げると明瞭度があがり、音声が聞き取りやすくなります。
Babyfaceはヘッドフォン出力を独立して扱う事ができます。Control RoomのAssignをクリックして、Main OutにPH 3/4を選べば、Babyface筐体側面のヘッドフォン出力からモニタリングを行うことができます。なおかつ、Babyface筐体のSelectスイッチを押してLEDをPhonesにあわせれば、ヘッドフォン出力のボリュームだけをロータリーエンコーダーで調整することができ、大変便利です。


左:EQを調整 右:ヘッドフォンをアサイン
このように、コンピュータとBabyface1台があれば、簡単にインターネット配信を楽しむことができます。優れたTotalMix FXのLoopback機能のおかげて、わずらわしい配線も不要でコンパクトかつシンプルに配信を行うことができます。

2011/04/08

Babyfaceの特別バージョン"Ladyface"が登場!


ドイツのフランクフルトにて開催中の楽器見本市“Musikmesse 2011”にて、RMEの新製品が発表されました。新製品の詳細は以下の「RME新製品速報ページ」にてご紹介しております。ぜひご覧くださいませ。


 発表された新製品の中でも一際目立つ製品が、Babyfaceの特別バージョン"Ladyface"。従来のオーディオインターフェイスには無かったピンク&ホワイトの可愛いらしいデザインがとても新鮮です。


Ladyface
Babyfaecは、スタイリッシュかつコンパクトな筐体にラックサイズのインターフェイスと同等(それ以上!)の機能性と拡張性を備え、RME独自設計のUSBをFPGAに実装する事で実現できた、圧倒的な低レイテンシーと安定性。デジタルオーディオの大命題となるジッターを、200MHzものケタ違いなパワーで抑制するSteady Clock。自由自在に入出力チャンネルのルーティングが行えるTotalMix FX(しかもDSPエフェクト搭載!)と、可愛い見た目とは裏腹にRME伝統のスタジオ・クオリティを有した製品です。

最近は音楽制作用途以外にもオーディオファンの方を中心に、高性能USB-DACとしてBabyfaceをご支持頂いております。以下のページにて、Babyfaceを使ってPCオーディオを楽しむための一般的な設定方法をご案内しております。PCオーディオの設定でお困りの方は、ご一読頂けると幸いです。


今後も、Babyfaceを使った便利で面白いネタをどんどんご紹介して参りますので、どうぞお楽しみに!