2019/02/01

レコードをDSD 11.2 MHzで高音質録音



「アナログ・レコードの音をキャプチャーして、デジタルプレイヤーで再現したい」という方は、多いのではないでしょうか。

DSDは一般的には録音後に編集ができないため、一般的な音楽制作のスタジオ録音にはなかなか採用されない規格ではありますが、手持ちのアナログ音源の「アナログらしい音」をデジタル化して再生するには、最適な規格ではないかと思います。

今回は、ADI-2 Proと付属の録音・再生ソフト「Sound It! for ADI-2 Pro』を使ってアナログ・レコードを高音質録音して、デジタルプレイヤーで楽しむ方法をまとめてみました。


必要なもの

  • DSD対応オーディオ・インターフェイス
  • 録音ソフト
  • コンピューター
  • レコードプレイヤー(およびプリアンプ)

前準備

ADI-2 Proのインストールガイドを参照してドライバをコンピューターにインストールしてください。

製品パッケージに記載される手順に従い「Sound It! for ADI-2 Pro」をインストールしてください。

製品に付属のセットアップガイドに従いADI-2 Proをお使いのコンピューターと接続してください。


機器の接続

まず典型的な接続例はこのようになるかと思います。


レコードプレイヤーからの出力はレベルが低いため、フォノイコライザーを搭載したプリアンプに接続して、レベルを上げる必要があります。最近のレコードプレイヤーの中にはフォノイコライザーを搭載したモデルもありますので、その場合はプリアンプを通さずにADI-2 Proに直接接続できます。

プリアンプからADI-2 Proへの接続は、アナログでもデジタル接続でも問題ありません。プリアンプのADコンバーターを使いたいか、ADI-2 ProのADコンバーターを使いたいかでお好きな方をお選びください。わからない場合はアナログ接続でADI-2 ProのADコンバーターで録音することをお勧めします。

スピーカーへの接続は、パッシブスピーカーの場合は上の図のようにアンプを経由する必要があります。パワードスピーカーをお使いの場合はADI-2 Proから直接接続することができます。

各所の接続端子の形(RCA、TS/TRS、XLR)が合わない場合は、市販のアダプターまたは、端子の合った正しい変換ケーブルをお使いください。


録音のセットアップ

機器の接続が終わったらソフトウェアを立ち上げて録音の準備を始めます。

  1. 必要のないソフトウェアが立ち上がっていないことを確認します。
  2. Sound It! for ADI-2 Proを立ち上げます。
  3. 起動時にオーディオポートの設定が表示されますので、出力デバイス入力デバイス共にADI-2 Proを選択します。Core Audio設定の画面が表示されたらOKボタンを押します。
※Windowsの場合はASIO Madiface USBを選択してからASIO設定OKボタンを押します。

  1. ファイルメニューもしくは下の図のアイコンからファイルを新規作成します。

  2. オーディオファイルの新規作成画面が表示されますので、左下のフォーマット変更ボタンを押します。
  3. 表示される画面でDSDにチェックをいれて、サンプリングレートを11.28MHz(DSD256)を選択し、OKボタンを押します。
  4. 表示されるオーディオファイルの新規作成画面のOKボタンを押すと録音画面が表示されます。

  5. レコードをクリーナーなどで丁寧に掃除してください。
  6. ADI-2 ProのフロントパネルにあるI/Oボタンを押して、Analog Inputページ内の最下部にあるAD ConversionDSDに設定されていることをご確認ください。



  7. 家庭用のプリアンプはRMEのリファレンスレベルを+4dBu(1.78dBvまたは1.23 V RMSに相当)に設定します。
  8. DSDは録音後にレベルの変更を含む調整ができないため、ベストなレベル(ボリューム)で録音するためには、Sound It!上のレベルメーターを見ながら曲中のレベルの一番大きな箇所がピークしない(0dBを超えない)程度、プリアンプのボリュームで音量を上げます。

  9. レベルが決定したらSound It!の録音ボタンを押して、同時にレコードを再生します。
    後でトリミング(最初、最後の空白部分をカット)することはできませんので、タイミングよく再生、録音を開始してください。
  10. 録音が終わったら、ファイルメニューから名前をつけて保存を選んで保存します。
  11. 以上でDSD録音が完成しました。

前途で書いた通り、DSDの特徴は編集ができないということです。つまりアナログレコードをカッティングするのと同じことで録音時の再生音が最終のファイルとなります。よってボリュームの設定やレコードのクリーニングが綺麗な録音をするための重要なポイントです。


録音した音源を再生する

ADI-2 Pro / ADI-2 DACでDSD音源を再生すると、レベル・メーターが緑色から青色に変わるため、すぐに確認できます。


PCM再生時のレベルメーター

DSD再生時のレベルメーター

録音したDSD音源を再生するには、様々な方法があります。
Sound It! for ADI-2 Proでそのまま再生することもできますし、JRiver Media Center、Audirvana +、Foobar2000(拡張プラグインが必要)等のDSD対応メディア・プレイヤーで再生することもできます。

また、DSDやハイ・サンプルレートの音源を管理するにはどうしても大容量のハードディスクが必要になりますが、その場合、IODATA Soundgenic等の大容量のNASネットワーク・オーディオ・サーバーで音源を管理し、サーバーのUSB端子にRMEのインターフェイスを直接接続してパソコンなしでiPadから操作することもできます。この方法については、下にリンクした別の記事で詳しくご紹介していますので、是非ご覧ください。

それでは、皆様お楽しみください!



「Soundgenicで音楽をさらに楽しもう!」
https://audio.synthax.jp/content/rme-with-soundgenic/
















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