先日、Rolandのご担当者の方がシンタックスジャパンのオフィスにいらっしゃいました。
その目的はRME製品と今回Rolandさんが新しくリリースされた「S-MADI」との検証です。
結果は.....問題ありませんでした!RMEのMADI製品と「S-MADI」とは問題なく音声の入出力を行うことができました!
しかも、今回の検証ですごかったのがケーブルの長さを50m、100mと長さを変えての検証です。MADIが導入されるケースの一つとして、ライブレコーディングが考えられますが、その際にステージとPA卓までは距離があり、これも規模によってどれくらい離れるか変化します。
下記はシンタックスジャパンの「MADI Infomation」からの引用ですが、
MADIは、マルチチャンネルのオーディオを効率的に伝送する便利な手段です。 信号の伝送には2種類のケーブルがご利用頂けます:
* コアキシャル:最大100 m (75Ω、BNC)
* オプティカル光ファイバー:最大2000 m(62.5/125 μ、スタンダードネットワークテクノロジー)
ライブ、スタジオ、設備などにおいては、従来のアナログマルチケーブルが標準として導入されています。 しかし、チャンネル数が増えるに従ってアナログマルチケーブルの価格対効果は下がってしまいます。特に中継環境では、ケーブルはつり上げられたり、巻かれたり、また大勢に踏まれたりすることによってその劣化が進んでしまします。 多忙の中でケーブルを解析して修理する時間がないこともよくある事です。 よってほとんどの場合、ケーブルに問題が確認されると、新しいマルチケーブルに入れ替えなければなりません。
となっています。
つまり、音声データを送受信する距離が長くなってしまう場合、「ケーブルの劣化」、「ケーブルの費用対効果」、「劣悪な環境下での耐性」を考えるとMADIを使用したシステムの構築が非常に効果的ということがわかると思います。
今後もできる限り他のメーカー様との検証を進めていきたいと思います!