先日、我が家のAVシステムについてある方に話しましたら、「え〜、Firefaceってそんなことできるんだ!」と言われました。どういう事かと言いますと、こういう事です。
再生するものは以下の通りです。
【PC】CD、mp3、flac、DVD、YouTube、iPhone、Podcast、ネットラジオ等
【PlayStation3】:Blueray、DVD
【レコードプレイヤー】:レコード
【TV】:テレビとPCとPS3の映像
レコードのフォノアンプの代わりにDJミキサーになっていますが、役割はフォのアンプと同じです。
またFirefaceの後につながっているミキサーはプリアンプと同じです。音量レベルの調節用に使っています。
スピーカーはパワードを使っていますが、これはパッシブでパワーアンプをはさんでいることが一般的かと思います。
PS3の音声はHDIMで映像と音声をデジタルで TVに送り、音声はTOSLINKでFirefaceにいくようになっているので、テレビの音とPS3の音はTOSLINKでFirefaceに送られDAされるようになっています。
上の図には入っていませんが、AUX INと言いますか、こういうケーブルをFirefaceの空き入力に指して、友達がipodを持ってきたときに簡単につなげて音楽が聞けるようになっています。
さてここまで説明したときにある人は「Firefaceの入力の切替はTotalMixでやるの?そうだとしたらややこしいね。」と言いました。
実はプリアンプの様に「CD」、「Tuner」等の切替はしません。
どういうことかと言いますと、Firefaceの場合、入出力のルーティングを自由に行えるので全ての入力が常にスピーカー/プリアンプ等に接続されている出力端子に方向付けされていれば良い訳です。
つまり
Firefaceの入力チャンネル1〜2に接続されている機器を出力チャンネル1〜2に、
入力チャンネル3〜4に接続されている機器を同じくチャンネル1〜2に、
入力チャンネル5〜6に接続されている機器を同じくチャンネル1〜2に、
と行った具合に設定していく訳です。
実際にやってみましょう。
まずわかりやすくミキサーの入力段(一番上)にラベルを付けてみました。ラベル覧を右クリックで入力できます。こうすると何の音声がどこに入ってきているかがわかります。
入力するとこうなります。
ではまずターンテーブルの入力をスピーカーがつながっている出力チャンネル1〜2に出力されるように設定します。
出力段(一番下)のチャンネル1〜2が選択されている(ハイライトされている)ことを確認してます。
そして先ほどラベルを付けた一番上の段のレコード入力のフェーダーを0dBまであげます。(control + クリック)
そうすると一番下のチャンネル1〜2にレベルが見えると思います。これでターンテーブル入力がFirefaceのチャンネル1〜2出力から出るようになりました。
同じ要領で、TV入力、iPod入力等のファーダーあげていくと、入力される全ての信号が同じスピーカーから出力されるようになります。
これで入力の切替などをしなくてもなっている物はスピーカーから聞こえるようになります。
TVからの光をデジタルでFirefaceに繋ぐ場合はFireface Settings画面で「Optical」を「SPDIF」に設定する必要があります。
そして再度にこの設定をFirefaceの機体の中のメモリに保存します。これをすることで、Firefaceがパソコンにつながっていなくても上記で設定した事がそのまま機能します。
Fireface Mixerのメニューにある「Options」内にある「Flash Current Mixer State」をクリックするだけです。