2010/03/11

HDSPe AIO



PCオーディオにおいて、Fireface 400Fireface UCは定番のモデルとして使用されていますが、最近ではHDSPe AIOが注目されており、非常に多くの方々に買っていただいています。

それでは実際にFirefaceとHDSPe AIOはどちらがよいの?ということについて考えてみました。
もちろん音の好みは人それぞれですので、それ以外の事についての話になります。
まずAIOは、Firefaceシリーズと同様のクロック抑制機能、ミキサー/パッチベイ機能、ドライバ機能を搭載しているので、仕様として異なる点は、
  • 入出力端子
  • 接続規格(デスクトップ専用のPCI Express)
ということになります。
HDSPe AIOのよい所は、RMEインターフェイスの中でも最も安い製品であり、上位製品と同じ性能を持っている事です。安い=音が悪いということは一切ありません。
HDSPe AIOに標準で搭載される入出力は
  • ステレオ・アナログ*入出力(RCA) x 1系統 (192 kHz対応)
  • ADAT入出力 x 1系統 (S/MUX4により最大192 kHz対応)
  • SPDIF入出力 x 1系統 (192 kHz対応)
  • AES/EBU入出力 x 1系統 (192 kHz対応)
  • MIDI入出力 x 1系統
  • ヘッドフォン出力 x 1系統 (192kHz対応)
ということで、2chでの再生オンリーの方はFirefaceだと余計な端子がおおいので、AIOでOKということになります。
ですが、AIOは様々なオプションを追加することができるので、例えばワードクロック入出力を追加したり、将来的にアナログ入出力を増設したりということが簡単に行えるので、環境に合わせてカスタマイズする事ができるのです。
また、標準ではRCAのアナログ入出力で、HIFI機器と接続するときには重宝します。標準がTRS端子の場合、多くの方は変換アダプタを利用されると思いますが、変換アダプタで接続接点が増える事で音は劣化する確立が高くなるということも聞いた事があります。
さらに追加できるのはオプションだけではなく、他のHDSP/HDSPeシリーズとも組み合わせられるため、例えばHDSPe RayDATと一緒に使う事で、4系統のTOSLINKに様々な機器(TV、DVDプレイヤー、ゲーム等)を接続し、アナログ出力させたりする事ができます。
つまり使い方次第でとんでもないオーディオシステムを構築できてしまう訳です。
これに対してFirefaceの良いところ(AIO)にないことは
  • ノートPC、デスクトップの両方で使えること
  • 電源を変える事ができる
等が考えられます。(電源を変える事はメーカーとしては推奨していない事ですので自己責任でお願いします!)
Firefaceも3台までは同時に使えるので拡張という意味では大体同等ということになるのでしょうか。
リビングにデスクトップ、書斎にノートというパターンは多いと思いますので、それぞれにAIOとFirefaceを常設しておくとまた便利かもしれません!

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