2010/08/31

AVIDさんでMADI検証を行ってきました!

以前、Synthax JapanのサポートインフォメーションでMADI Bridge / MADI ConverterがAVID VENUEシステムに対応したことをお伝えしましたが、今回AVIDさんが新たに「MADI I/O」を発表されたこともあり、AVIDの担当者さんと「お互いの製品同士で検証しませんか?」という話をさせていただいていました。
そしてつい先日それが実現し、「お宅訪問!」・・ではないんですけれども、AVIDさんのデモルームに伺って検証をさせて頂きました!!
・・実はSynthaxのオフィスとAVIDさんのオフィスは歩いて5分くらいのところにあるんです!

 
 早速、上の写真のようにセットアップを行い、まずは左側にあるAVID VENUEシステムと検証。
・・・・まったく問題なくお互いのデータを送受信することができました。

続いてMADI I/Oを使ったPro Tools|HDシステムシステムの方でも検証してみましたが・・・。
こちらもまったく問題ありません!

あまりにもすんなりできてしまいましたがそれそのはず!
AVIDさんではRMEのMADIインターフェイスの使用をオプションとして認めているんです。
 
 今後、映像/レコーディング/ライブなどの業界ではMADIが一般的になっている、こうした形で他のメーカーさんとの連携が取れていくのはうれしい限りです。

うれしい話といえばSynthax Japanが以前からおすすめしているDIGICheck内にある「Global Record」なのですが、こんな使い方もあります。
今回お会いしたのはVENUEシステムのご担当の方でライブレコーディングする際に使用するシステムはもちろんPro Tools|HDなのですが、こうしたケースの場合必ずサブシステムを用意するとのことで、この際に「Global Record」が便利ですね、と話してくださいました。他社の方からもお褒めいただけるのはいいですね。
「Global Record」がすごいのは録音中の編集ができない代わりに(インターリーブファイルとして保存するため)、PCへの負荷を軽減することができるからです。これまでは手軽にバックアップを取る手段がなく、HD/MDレコーダーに録音していたいましたが、信頼度の高い録音システムで且つ膨大なチャンネル数をパラでとれるので、「Global Record」であればライブエンジニアの方々も安心、というわけです。

「Global Record」についてはこれからもこのブログで紹介していこうと思います。

2010/08/25

UNA MASがラジオで聞けます。

“ウルトラ・ハイクオリティー” Live録音新番組 「Live from UNA MAS」がミュージックバードで放送されます。
オーディオファンの方必見です。

以下のサイトでも紹介されている通り、UNA MASでは、RMEのマイクプリも導入されています。

http://www.synthax.jp/user-story/articles/mick-sawaguchi.html

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TOKYO FMグループの衛星デジタルラジオ局、ミュージックバードで、 2010年8月28日より、サウンド・プロデュ-サー沢口真生氏の録音によるジャズライヴ番組を PCM Bモードでスタート。


“ウルトラ・ハイクオリティー”な作品で、オーディオ評論家などから高い評価を集めている『UNA MAS JAZZ』CD。そのシリーズのプロデュース、録音、ミックスを手掛け、またサウンド私塾「寺子屋」でプロ、アマ録音家たちから熱い支持を受けるサウンド・プロデューサー、沢口真生氏が手がけるライヴ録音シリーズが登場します!沢口氏のホーム・グラウンド、ライブハウス「UNA MAS(ウナ・マス)」(東京都武蔵野市)で展開される珠玉のジャズ演奏を、圧倒的な臨場感とともに皆様にお届けします。   初回となる8月28日は、実力派ジャズドラマー・井上功一が、新鋭トランペッター・市原ひかりを迎えたトリオの演奏をお送りします 。   9月25日は、定評のあるブラシ・ワークのドラマー・深水洋が、テナーサックスの川村裕司を迎えたカルテットの演奏をお送りします 。

 ※ライブハウス UNA MAS ルームチューニングと楽器のセッティングにより、PAなしの生音にこだわりぬいた隠れ家的JAZZ Club。リスナーは至近距離から、ミュージシャンの音をダイレクトに楽しむことが出来る。2004年5月オープン。東京都三鷹市。http://unamas.jp

8月28日(土)
井上功一トリオ(井上功一dr 市原ひかりtp 武田桂二b)
※2010年5月21日収録 ※再放送9月5日(日)
9月25日(土)
深水 洋カルテット(深水洋dr 川村裕司ts 遠藤征志pf 秋吉秀信b)
※2010年5月22日収録 ※再放送10月3日(日) 録音:沢口真生(Mick Sawaguchi)

WindowsXPのMIDIデバイス登録台数を確認する方法

先日、お客様からこんなお問い合わせを受けました。

「WindowsXP環境でFirefaceのMIDIデバイスが表示されません」

この現象が起こる原因はいろいろと考えられるのですが、そのうちの一つに

「WindowsXPで10個までのMIDIデバイスしか認識しない」

という問題があります。
これが起こると11個目以降のMIDIデバイスは認識されなくなってしまい、場合によってはレジストリエディタなどでこれらを削除する必要があります。

良いご案内方法はないかと調べていたところ、おすすめのソフトを見つけたので紹介します。
 

それがこのKORGさんの「KORG MIDI Driver Uninstall Utility」です。

これは現在インストールされているMIDIデバイスを表示して、さらに不要なMIDIデバイスを削除できるというものです。
「現在自分のPCにいくつのMIDIデバイスがインストールされているんだろう?」ということを確認するにも最適です。
使用方法を下記に記載しました。 



インストール後、画面左下の「スタート」 → 「すべてのプログラム」から上記にある「KORG USB-MIDIデバイスのアンインストール」を実行します。

起動させMIDIデバイス登録情報の検索が終わると、登録されているデバイスを確認することができます。
この中に使用していないMIDIデバイスがある場合はそれを削除することが可能です。

標準ではKORG製品が削除できますが、これ以外を消したい時には右下の「オプション」をクリックします。



この状態だと「KORG MIDIデバイス」以外は削除できないように設定されていますのでチェックを外して「OK」を押します。


これで削除可能なMIDIデバイスが選択できます。削除したいMIDIデバイスを選択して「Next」を押せば、レジストリの情報が更新されます。

気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか?

ただし、削除する場合はできる限り各メーカーさんの用意しているアンインストーラーを使用して削除してください。その方が安全に削除できますので・・。

ちなみに、RME製品の場合はドライバーの削除は必要ありません。その理由は後日、このブログで紹介させて頂きます。

※なお、あくまでも「KORGさんが自社製品のトラブルを解決するために用意しているユーティリティ」ですので、他社製品の問題解決に利用する際は自己責任でお願いします。

2010/08/23

TotalMix Tips - Dimボタン

ミックスした音源をスピーカー、ヘッドフォンと切り替えて試聴する

TotalMixのDimボタンのひとつの利用法を紹介します。

Dimボタンを使って、スピーカーから鳴らしている音のボリュームを瞬時に落とすことができます。
ミュートと違う点は、Dimは指定された出力だけに対してレベルを落とすので、例えばメインスピーカーのレベルをDimで落として、ヘッドフォンの音だけを聞いたりできます。また、レベルをどのくらい落とすかも自由に設定できます。

例えばミックス/マスタリングを微調整する際に、スピーカーとヘッドフォンで切り替えて試聴する、または、ただ単にメインスピーカーの音をボタンひとつで落としたいときなどにも利用できます。
DimボタンはTotalMixの右側のパネルにあります
簡単な設定で利用できます。以下に設定方法を説明します。

1.TotalMixの右側のパネルのMoniter Mainの項目でスピーカーの接続された出力を選択します。

例:AN 1+2(アナログ1+2出力)
2.TotalMixのメニューの[Options]>[Preferences]画面を開きます。下の画面のMoniter Main項目のDimフェーダーを動かして、レベルをどこまで落とすかを設定します。[OK]をクリックします。
例:Moniter MainのDimを -inf(無限大)に設定。
この場合レベルは0まで落とされます

3.以上で設定完了です。
音を再生して、Dimボタンを押すとスピーカーからのレベルが0になり、ヘッドフォンからのみ音が再生されます。もう一度Dimボタンを押すとスピーカーから音が再生されます。

2010/08/19

TotalMix Tips

TotalMixの便利なティップスをひとつ紹介します。

例えば、入力1〜2に入ってくる音を、そのままアナログ出力やデジタル出力するときには、TotalMixの一番したの段の送りたい端子の所をクリックして、ハイライトしてから、入力段(一番上)の1〜2のフェーダーを0dBまで上げると音が流れます。

それでは、入力1〜2に入ってくる音を、全部の端子し出力させたい場合、そのままマウスの右ボタンを押さえたままフェーダーを上げると全チャンネルに出力されます!