2020/03/06

ホームシアター/オーディオ・エコシステム

本ブログでは、ハイレゾ音源の再生方法やPCオーディオのご紹介を多くしておりました。

高音質配信、映像配信を始めスマート家電などが充実した今日ですが、今回はミニマムな機材で映画配信などの映像と手軽な音楽再生環境の紹介をさせて頂きたいと思います。

必要な機材

  • テレビ
  • Fire TV、Apple TV、Chromecastなどの動画再生端末
  • ADI-2 DAC FS(オーディオ・インターフェイス)
  • Genelec Gシリーズ(アクティブ・スピーカー)
  • Olasonic NA-BTR1(Bluetoothレシーバー)
  • スマホ、DAPなどの

接続例


まず、パワードスピーカー(アンプを必要としない電源内蔵型スピーカー)を使うことがポイントです。ここでご紹介するGenelec Gシリーズは、搭載されるそれぞれのウーファーとツイーターに最適化されたパワー・アンプを内蔵しているので、スピーカー本来の性能を最大限に引き出すことができます。上位機種のThe Onesシリーズを使用すると、家の環境に合わせてキャリブレーションを行うことも可能なため、どんなに歪な部屋でも原音に忠実に再生させることが可能です。



テレビにはFire Stick、Apple TV、Chromecastなどの動画・音楽配信端末を接続します。Amazon Music HDがアナウンスされたのは記憶に新しいですが、多くの映画や音楽を楽しめるサービスが多く存在しています。これらのサービスを最も高音質にお楽しみ頂くためには、上の接続図のようにTOSLINKケーブルでテレビとADI-2 DAC FSを接続します。

また、スマホやDAPなどから音楽を楽しむケースも増えてきています。音質劣化がなく音楽を楽しむためには、USBケーブルでADI-2 DAC FSと接続することがベストですが、若干の音質のロスが気にならない場合は、高音質なBluetoothレシーバーを導入することで、ワイヤレスで音楽をADI-2 DAC FS経由で楽しむことができます。ここでご紹介するのはOlasonic社のNA-BTR1です。この製品は現状最も高音質なコーデックに対応していることも重要ですが、コアキシャルで出力できることがポイントです。コアキシャル・ケーブルでADI-2 DAC FSと接続することで、機器間のオーディオ伝送時のロスをなくすことができます。
ADI-2 DAC FSは、入力された信号に自動的に切り替わりますので、テレビ、スマホ、DAPなどを再生させるだけで自動的に入力を切り替えてくれますので、従来のオーディオシステムのように入力を切り替える必要がありません。

最後に、部屋自体の音の反射や振動で聞こえにくくなる音を解消するために、最近はインテリアとしても注目されているVicousticの吸音材、拡散材などで音のトリートメントをすることも非常に効果的です。


シンプル且つモダンで超精密、高音質なホーム・エンターテイメント・システム例をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。是非お楽しみください。