2013/06/12

加藤訓子、待望のセカンド・アルバム『カントゥス(Cantus)』がリリースされます

RME Usersのインタビューでもお馴染みの世界的パーカッショニスト加藤訓子さん。スティーヴ・ライヒからも絶賛を受け、世界的大ヒットとなりリン・レコーズの「Best of 2011」にも選出された『クニコ・プレイズ・ライヒ(kuniko plays reich)』に続く新作がいよいよ登場します。その名も『カントゥス(Cantus)』。
2012年に初演を行った、ライヒの『カウンターポイント三部作』に続く4番目のカウンターポイント『ニューヨーク・カウンターポイント』のパーカッション・アレンジ、そして、加藤さん自らのパーカッション・アレンジによるアルヴォ・ペルトの『アリーナのために』、『カントゥス』、『フラトレス』、『鏡の中の鏡』、ハイウェル・デイヴィスの『パール・グラウンド』で構成されるこの『カントゥス』では、アレンジ、パフォーマンス、独創的な音響空間の全てで、さらにグレードアップを果たしたクニコ・ワールドが繰り広げられています。
今回の作品では、録音から編集・マスタリングまで全面的にRME製品を活用いただいています。マイクプリアンプとしてMicstasyでADされた192kHz/8chをMADIでHDSPe MADI FXへ送り、Steinberg Nuendoにて録音。加藤作品の特徴でもあるオーバーダブ時にはMADI FXからAES/EBUで出されたモニター・ミックスをFireface UFXで再生して演奏されました。綿密に折り重ねられた演奏は、200トラックを超えるものもあり、192kHzのハイレゾ録音として未知の領域で、作品の誕生までには数々の産みの苦しみがあったそうです。
録音のロケーションには、自然の残響が特徴的な横浜BankART Studio相模湖交流センター安曇野穂高ビューホテルのチャペルが選ばれ、192kHzのハイレゾ録音を活かして濃密な残響が余すところなく録り込まれています。

ニューアルバム『カントゥス(Cantus)』は、SACDハイブリッド版が6/30より発売。ご予約は下記WEBサイトより。Linn Recordsでのダウンロードも予定されているそうですので追ってお知らせします。お楽しみに!

追記:Linn Recordsでのダウンロード販売が開始されました。こちらよりお求めいただけます。