このエントリーではRMEのオーディオ・インターフェイスではもっともコンパクトな「Babyface Pro」と、Mac用ハイレゾ再生ソフトの定番「Audirvana Plus」を使って、「お手軽にハイレゾ・オーディオ・リスニングを楽しもう!」をコンセプトに、ドライバーのインストールからソフトの設定まで、ステップ・バイ・ステップの簡単操作マニュアルをご紹介いたします。
「Babyface Pro」以外のオーディオ・インターフェイスをお使いでも、操作方法や設定方法はほとんど同じなので、是非、Macでのハイレゾ・オーディオ・リスニングのご参考にしてみてください。
Babyface Proのセットアップ
※インストールの際にMacの再起動が必要になります。作業中のファイルなどは事前に保存を行ってください。
- https://synthax.jp/support.html にアクセスし、「ダウンロードはこちら」をクリックします。
- 左側のメニューから「USB」→「Fireface / Babyface Mac」をクリックします。
- 右側の「ダウンロード」をクリックし、ダウンロードを開始します。
- ダウンロードが完了したらウインドウ左下の「driver_usb_mac_301.zip」をクリックします。
- zipファイルが解凍され「Fireface USB Driver v3.01」というフォルダができるので、中にある「Fifeface USB.pkg」をダブルクリックします。
- 「Fireface USB Driverのインストール」画面で「続ける」をクリックします。
- インストール先のディスクを選択して「続ける」をクリックします。(通常は初期設定のまま「続ける」で問題ありません)
- インストール先のフォルダを選択して「インストール」をクリックします。(通常は初期設定のまま「インストール」で問題ありません)
- インストールの際にMacのパスワードを聞かれた場合は、パスワードを入力して「ソフトウェアをインストール」をクリックします。
- インストールの際にMacの再起動が必要になります。問題がなければ「インストールを続ける」をクリックします。
- インストールが完了したら「再起動」をクリックします。
MacとBabyface Proの接続
- Macの再起動が完了したら、Babyface Proに付属するUSBケーブルでMacとBabyface Proを接続します。
- 接続が行われると自動的に「TotalMix FX」と「Fireface USB Settings」が起動します「TotalMix FX」「Fireface USB Settings」ともにデフォルトのままご使用いただけます。
- Macの「環境設定」を開きます。
- 「環境設定」の中から「サウンド」をクリックします。
- 「サウンド」の中の「出力」から「Babyface Pro」を選択します。(製品名の後の数字はシリアルナンバーに紐づくため、環境により異なります)
Audirvana Plus 3のインストール
- https://audirvana.com/ にアクセスし、サイト上部の「Try Now」をクリックします。
- サイト下部の「I fully agree with the above terms」をクリックして、アプリケーションのダウンロードを開始します。
- アプリケーションのダウンロードが終了したら、ウインドウ左下の「AudirvanaPlus_3.0.3.dmg」をクリックします。
- 「agree」をクリックします。
- 画面内の指示に従い「Audirvana Plus」を「アプリケーション」フォルダにコピーします(「Audirvana Plus」のアイコンを「Applications」フォルダにドラッグ&ドロップします)
- 「アプリケーション」フォルダにコピーした「Audirvana Plus」をダブルクリックします。
- 確認のダイアログが表示されるので「開く」をクリックします。
- ライセンスについての確認ダイアログが表示されるので、ここでは「Request Trial」を選択します。(ライセンスをすぐ購入する場合は「Buy Now」を選択します)
- トライアルでのご利用は15日間限定です。継続的にご利用いただく場合はソフトウェアの購入が必要です。
Audirvana Plusへオーディオファイルを取り込む
- 「Audirvana Plus」を起動するとオーディオデバイス選択画面が表示されます。プルダウンメニューから「Babyface Pro」を選択し「Next」をクリックします。
- オーディオファイルのインポート画面が表示されるので「+」をクリックします。
- オーディオファイルを納めているフォルダー(画面の例では「ピアソラ」)を選択し「Open」をクリックします。
- 選択されたフォルダーがインポート画面に表示されますので、問題がなければ「Next」をクリックします。
- ストリーミングサービスの選択画面が表示されますが、日本では使用できないため何も入力せずに「Next」をクリックします。
- セットアップ終了の画面が表示されますので「Close」をクリックします。
- Audirvana Plusのメイン画面が表示されます。
Audirvana Plusの詳細な設定
- 「Audirvana Plus」メニューから「Preferences...」を選択します。
- 「Audio System」パネルを選択し、「Low level playback options」は「Direct mode」以外を「on」にします。「Direct mode」を「on」に設定するとオーディオファイルを読み込むことができなくなります。(再生時にエラーが表示されますので、その場合、DirectModeをOFFにしてAudirvanaを再起動してください。)
- 「Maximum Memory allocated for tracks pre-load」の項目ですが、PCに搭載されているRAMに対してどの位のメモリ領域をオーディオのPre-load(つまりバッファ)に当てるかというスライダーになります。当然できるだけオーディオのPre-loadに割り当てたいのですが、反面、残りの領域でその他の処理を行うことになるので、その部分の処理がオーバーフローしてしまうと、それに引っ張られてAudirvanaも音飛びやノイズなどを出すようになります。環境に応じてベストなスライダー位置を見つけるようにしてください。
- 「Audio Filters」パネルでは「iZotope 64-bit SRC」でQuality「Best」を選択します。
- 「Audio Volume」パネルは再生音量をソフト側でやるか、DAC側でやるか選択できます。ここでは「DAC only」を選択しています。その際の音量調整はBabyface Proの「OUT」を選択し、ジョグダイアルから調整可能です。
- 「AudioUnits」パネルからエフェクトを選ぶことができます。プルダウンメニューからエフェクトを選択後、「Configure」から詳細に設定を行うことができます。
- 「SysOptimizer」パネルから、どの程度オーディオ再生にシステムを最適化するか選択できます。ここでは最大の「Extreme」を選択し、検索機能(Spotlight)やバックアップ機能(Timemachine)、他のUSB機器の使用もOFFにしています。また「Extreme」に変更した際、最初の再生時に「SysOptimizer」のインストールを求められますので「install」を行ってください。
- メニューの「iTunes Integrated Mode」を選択するとiTunesとAudirvana Plusを連携させることができます。「iTunes Integrated Mode」ではDockのAudirvana PlusアイコンにiTunesのアイコンが付与され、アプリケーションウインドウのデザインがオーディオ機器を模したものに変更されます。
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