2011/12/20

TotalMix ループバック活用ガイドを公開しました

TotalMixの新しいチュートリアル(機能解説)を公開しました。

TotalMix(Fireface Mixer)はFireface(Babyface)シリーズ、HDSP(e)シリーズに搭載される、全入力および再生チャンネルを全てのハードウェア出力へ無制限にミキシング / ルーティング可能な、強力なデジタル・リアルタイム・ミキサー&ルーターです。TotalMixには他にも優れた機能が数多く備わっており、今回は「ループバック・モード」の活用方法をご紹介しています。

通常、ループバックを行うには出力端子 > 入力端子に直接ケーブルを繋げて信号を送ります。しかし、TotalMixのループバック機能を使用すれば、物理的なケーブルが必要なく、且つTotalMix内のフィードバックもないため、これらの問題が生じるリスクを抑えることができます。以前にも本ブログでご紹介した事がありますが、ループバック・モードを使えば以下のような事が簡単に行えます。

【アプリケーションなどの音声を録音する】
・YouTubeなどの音声を録音する
・インターネットラジオの音声を録音する
・DVDの音声を録音する...など

【複数の入力(再生)信号を1つのチャンネルにまとめて送信(録音)】
・楽器の生音やアンプを2本のマイクで録音する場合、外部ミキサーを使わずに1つのチャンネルにまとめて録音する
・複数のターンテーブルを用いたDJプレイを、ステレオミックスにまとめて録音する...

他にもアイデア次第でさまざまな事に応用が可能で、今回は「インターネットラジオを録音する」方法を例にご紹介しています。

非常にシンプルでありながらも、大変便利なループバック・モード。TotalMix内での処理なのでレイテンシーも無ければ、音質劣化もありません。しかも外部ケーブル要らずなのでスマートに扱えます。ぜひお試し下さい。

近日中にはVol.2も公開予定です、お楽しみに!

TotalMix ループバック活用ガイド Vol.1
http://www.synthax.jp/tutorials/articles/loopback-01.html

2 件のコメント :

  1. 質問が有ります。
    当方、MAC BOOk PROを所持しているのですが、
    Youtubeやinternetradioを録音する場合、ループバックを使用しないで
    mac book proは光出力があります、光出力をFireface400の光入力に接続して
    聞く場合とどのような差があるのでしょうか?
    また、mac audio out(earphone out)からfireface400のオーディオinにアナログ信号を入れた場合との違いはどうでしょうか?
    当方、Fireface400を所持しています。


    何が違うのでしょうか?

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    1. 担当者の入れ替わりなどで返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
      光出力(SPDIF)をFireface 400へ入れていただく場合、一旦OS標準のデジタルアウトを経由しますが、ループバックを使用して録音する場合は、ソフトウェアのアウトプットを直接Fireface 400が受け取って処理しますので、DD変換の部分のロスが少なくなるメリットがあります。
      また、標準のアナログ出力から入れた場合は、当然ながらOSでのDA変換が絡みますのでそこでの音質に左右されてしまいます。弊社としましてはFirefaceでのDA変換をお薦めいたします。

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