USB 3.0とFireface
USB 3.0も普及が進み、特に最新のMacではすべてのUSBポートが3.0となりました。USB 3.0は、PC側のポート(A端子)は2.0と同じ形状なので3.0のケーブルでも2.0のケーブルでもどちらも接続して使用できるのですが、周辺機器側(B端子)は3.0で増えた端子分が雪だるまのように2.0の上に乗っかっているため(下図)、3.0のケーブルは既存のBabyfaceやFirefaceシリーズのUSB-B端子には接続できません。ただ、USB 3.0自体は上位互換なのと、PC側は形状も互換性があるので、USB 2.0のケーブルを使用すれば、USB 3.0のポートしかない最近のMacでも問題なくRMEのオーディオインターフェイスをご使用いただけます。
USBオーディオとドライバ
・・・と、特に盛り上がることもなく記事が終わるかと思いきや。下の記事のように、なにやら巷ではUSB 2.0仕様のUSB-DACがUSB 3.0のPCで動かない、というケースが結構あるようです。USBオーディオはUSB3.0で使えない?|zionote@blog
本来であれば、上位互換なのでUSB 2.0の機器が接続されれば、USB 2.0で通信されるはずなのですが、ことUSBオーディオに関しては互換性が高くないそうです。
では、なぜRMEでは問題ないのか。それは、アップデート可能なチップFPGAに独自開発のUSBドライバを実装しているからなのです。これにより今回のように新しい規格が登場したときにも柔軟かつスピーディーに対応できるのです。
USBドライバをOSやチップメーカーに依存している場合は、供給元が対応してくれるまで使えない状態が続いてしまいます。
ドライバ・アップデート
ということで、FirefaceをUSB 3.0のコンピュータでお使いの場合は、まず、ドライバと本体のファームウェアを最新の状態にアップデートしてください。ドライバ&ファームウェア・ダウンロード
また、Windowsでは一部のチップセットでPC側のUSBドライバのアップデータが出ているようなので、もしUSB 3.0での使用に問題がある場合はこちらも試してみてください。
RMEユーザーフォーラム(英語)
http://www.rme-audio.de/forum/viewtopic.php?id=15186
ドライバとファームウェアのアップデートで末永くお使いいただける、RME製品の生涯コストパフォーマンスの高さがお分かりいただけましたでしょうか。