2010/02/26

お客様感謝キャンペーン

温暖化なのかなんなのかよくわかりませんが春の様な天気が続いていますね。

さてシンタックスジャパンは春のキャンペーンを告知していますので、お知らせします。


3月1日から4月30日の間にRME製品を買うと抽選で話題の音楽ソフトがもらえるキャンペーンです。

ケーブルやオプション以外のすべてのRME製品が対象です。

まず1つ目のプレゼントがこのブログでも以前にご紹介した限定生産品のThe Beatles USB版。これは欲しかった人も多いのではないでしょうか。

2つ目が冨田勲氏作曲の交響曲「ジャングル大帝」2009年改訂版。冨田勲ならではのサラウンドを楽しめる、間違いのないサラウンドの名作では内でしょうか。

3つ目は、日本オーディオ協会認定「音の匠」沢口真生のレーベルUNA MAS Jazzの第4弾、DUET ユキ・アリマサ with 鈴木央紹。絶品の演奏が超高音質で楽しめる作品です。

どのプレゼントも抽選結果発表前に買ってしまう方もいるかもしれませんね。

詳細:
http://www.synthax.jp/kansha.html

2010/02/24

TotalMixチュートリアルビデオ


字幕が見え無い場合は画面右下にあるキャプション機能をオンにしてください。

2010/02/22

情熱大陸:藤倉大

世の中には本当にいろいろな種類の音楽がありますね。
ポップ系、ダンス系、クラシック系などなど、音楽を様々な聞き方で楽しめるということはうれしい事です。その中でもコンテンポラリーといいますか現代音楽的なジャンルは人によって様々な意見があるかと思います。

週末「情熱大陸」というテレビ番組がやっていました。現代音楽家の藤倉大氏という方のドキュメンタリーで、MAX/MPSというプログラミングのソフトを使って不規則な和音パターンを作成するという興味深い内容でした。ある意味数学的な音楽というんでしょうか。そして番組中にTotalMixがでていました。ということは藤倉さんはRMEのユーザーなのですね。TotalMixでチャンネルのルーティングを変えていたようでした。現代の技術を楽器として使ってしまうという新しい発想のアーティストでした。

2010/02/18

ライブレコーディング - グローバルレコード

先日、ライブレコーディングのシステムについて書きましたが、そこでご紹介したDIGICheck(デジチェック)のGlobal Record(グローバルレコード)についてのもう少しつっこんで見てみたいと思います。



GlobalRecordは、見てもわかるようにパソコンをハードディスクレコーダーの様なシンプルなマルチトラック・レコーダーに変身させるツールです。編集機能もない単純な録音ソフトですので、ライブの様なシビアな環境で設定を間違える事もありませんし、何よりも膨大なチャンネル数、長時間の録音でも安定した録音を行えることが魅力です。

まず思う事が「なぜ世の中にこれだけのレコーディングソフトがある中、RMEはわざわざ開発をしたのか。」ということですが、RMEはこんな事を言っています。


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DIGICheckは、グローバルレベルメーターによって入力されるすべての信号をリアルタイムで、且つ低CPU負荷で監視できます。またASIOを使用 して表示される全チャンネルから全オーディオデータを受信します。「これらのデータを直接ディスクに書き込んで、シンプルでCPUに負荷のかからない録音機能を実現できないか」と考え開発されたのがグローバルレコードです。

様々なオーディオソフトウェアが存在する中、上記の理由だけでは、膨大な時間と労力をかけて録音機能を開発する決意にはつながりません。しかし、私たちは すぐにDIGICheckには他のソフトウェアに勝る大きな利点があることに気づきました。膨大なチャンネル数を長時間かけて、信頼性のある方法で、比較的遅いコンピューターでも利用可能で、CPUに大きな負荷をかけない録音を実現できるのではと考えたのです。

この基本的な課題に気づかせてくれたのが64チャンネルの入出力を持つMADIカードです。すべてのチャンネルをディスクに別々のファイルとして書き込む 場合、ハードディスク自体に大きな負荷がかかり、時間とともにフラグメンテーションを起こします。その結果伝送時間のロス、ディスクの書き込みエラーにつながります。ランダムなドロップアウトは予測が不可能です。

今日ではハードディスクも高速化され、48kHzで数チャンネルの録音を行う場合にはこのような問題は一切生じません。しかし、MADIによるライブレ コーディングでは状況が異なります。128チャンネルトラックを2時間30分録音するためには、オーディオ録音としてはやり過ぎとも言えるRAIDシス テムが必要になります。何故なのでしょうか?

ハードドライブは通常1つのファイルの書き込みに対してのベンチマークがあります。1つのビデオストリームの場合は、フルスピードで継続して長時間、50 メガバイト以上の伝達速度でも最適と言えます。しかしオーディオソフトは1つのファイルだけではなく、録音するチャンネルの数だけ書き込みます(上記の場 合は128)。その結果伝送レートは著しく下がってしまいます。

解決方法は簡単です。すべてのオーディオデータを一つのストリーム、いわゆる「インターリーブ」としてまとめれば良いのです。このストリームをディスクに インターリーブファイルとして一回で書き込むことで、ハードディスクのカタログに記載されているスペック通りのパフォーマンスや信頼性を実現できます。





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まったなしの一発勝負であるライブ録音では、いろいろな方面でリスクのないことが重要です。心配性の私も、とにかくいろいろ心配しなくてもマルチ録音できてしまうので精神衛生的に楽になりました。

2010/02/16

華麗なる 冨田サウンドの 世界

冨田勲氏がまた前代未聞のプロジェクトをされるようです!

ライブオーケストラ(日本フィル)とシンセサイザーと映像が一体になったサラウンドのコンサートという事で、あのDVDで聞いた交響詩ジャングル大帝 《 2009年改訂版》白いライオンの物語もライブで聞けるようです。

4月18日(日)サントリーホール

チーターレーベル第2弾、第3弾

先日、ご紹介いたしました中村照雄のレーベール「Cheetah」レーベルからの新作がリリースされています。


Flashbacks / Baarney Macall
ゲイリー・バーツ、 ビリー・ハーパー、メイシオ・パーカー、フレッド・ウェズリー、JB'S、 グルーブ・コレクティブらと活動する人気キーボード奏者、バーニー・マッコールのクラブ・ジャズ系大注目作品。 心地よく予想を裏切り有機的に展開してゆくサウンドが、実にスリリングな傑作 。ジャズシーン最注目のギタリスト、カート・ローゼンウィンケルが全面参加、
全編にわたりイマジネーションに満ちた最高のコラボレーションをみせている。(www.cheetahjazz.com引用)


BLUE for Trane / Banny Finnerty
マイルス・デイビス (The Man With The Horn)、ブレッカー・ブラザーズ(Heavy Metal Bebop)、クルセイダーズ (Street Life) などの名作への参加で名高いスーパー・ギタリスト、7年ぶりとなる待望の新作。タイトルはジョン・コルトレーンへのオマージュで、バリー・フィナティらしく流麗で完璧なギター・プレイを存分にフューチャーしたストレイト・アヘッドなギター・アルバムが完成。サポート陣の好演も光る、実に魅力的なアルバムになっている。(www.cheetahjazz.com引用)

2010/02/12

ライブレコーディング

最近、ライブレコーディングというご相談をよくいただきます。マルチチャンネルのライブレコーディングは機材やら人員やらトラックダウンやら大変なのでハードルが高いイメージがあるのかMD録音が一般的ですね。

しかし最近のPAシステムにはステージラックからMADIが出力されていてPAにデジタル伝送できるため、分配した信号をノートパソコンでうけてマルチの音を録音するということが本当に簡単に且つ高音質でできるようになりました。PAに影響を与えませんしセットアップ、入力チェック合わせて約5分です。

ノートパソコンとMADIfaceと外付ハードディスクだけですので、このくらいの荷物ですね。


つまりコストも手間もかけずに片手間?でマルチ録音ができてしまう訳です。そうなれば音楽の神様はいつおりてくるかわからないので、とりあえず回しとこうとなるでしょう。

録った音はリハ終了後にオフィスで仮ミックスをする為のネタとしても使えます。

RMEの場合、搭載されるDIGICheckにレコーダー機能が入っています。これは安定性重視のレコーダーソフトでPCやHDDに負荷をかけない設計になっています。録音するだけで他の機能はないため操作ミスなどの心配もありません。つまりライブ録音には最適です。もちろん使いなれたDAWでも全然ありだと思います。

そしてパソコンですが最近のお勧めはこれです。



Panasonic製のTOUGHBOOKです。これは名前の通り超頑丈にできていて落としたぐらいじゃ壊れません。熱も少ないので安定しています。スペックは今売られているノートパソコンと比べるとたいした事ないのですが、DIGICheckとの組み合わせの場合、全然余裕で64チャンネルとかとれちゃいます。タッチパネルなので本当にハードウェアレコーダー感覚です。1394端子もTIです。

すごい時代ですね。

ただし、野外の場合はご注意ください。天気が良いと画面がよく見えません!

海外は結構やってる見たいですね。

2010/02/02

機材のクリーニング

あるエンジニアの方に聞いた子ネタをご紹介します。


ケーブルや機材の端子や基盤をクリーニングするときに効果的なものがこれです。



小林製薬のめがねクリーナーです。これには「イソプレピルアルコール (=IPA)」という成分が入っていて、以前はフロンをクリーニングに使っていたが、使えなくなってしまったためこれが代用されるようになった様です。めがねクリーナーには類似品があり同じようなパッケージしてますが、こちらは主成分がエタノールで劇的には綺麗にならないです。

ただし、機械のネジを外してクリーニングしようとすると保証が聞かなくなってしまうことがあるので、ご注意ください。

2010/02/01

交響詩ジャングル大帝《2009年改訂版》 - 白いライオンの物語 -


テレビアニメ「ジャングル大帝」は手塚治虫が作者のヒット作ですが、当時手塚治虫は「壮大なジャングルをテーマにしたアニメを作りたい」とサラウンドの巨匠冨田勲氏に依頼し、あの有名なテーマ曲を含むジャングル大帝のサウンドが作られました。

そして去年、冨田勲氏は約半世紀近くの時を超えて「交響詩ジャングル大帝」2009年改訂版として、尚美学園とコロムビアミュージックエンタテインメントと共同で5.1サラウンド版を完成させました。

サラウンドにはいろいろな種類のものがあり、例えば音楽自体はフロントスピーカーから聞こえ、反射音が後ろから聞こえてくるものや、前回紹介しました2Lではアンサンブルをマイクが取り囲んで録音されたものなどがあります。冨田勲氏が手がけるサラウンドはこれらとは違い、各楽器がいろいろな場所から聞こえてきて、それらは動き回ります。聞くところによると作曲される段階から、サラウンドにおける楽器の位置が考えられているとの事。

このジャングル大帝もその方法で制作されています。子供たちが楽しめる交響詩ということで、目をつぶると本当にジャングルの光景が目に浮かびます。

ステレオCDも付属です。

公式サイト