2011/12/22

TotalMix ループバック活用ガイド Vol.2を公開しました

TotalMixの新しいチュートリアル(機能解説)、 ループバック活用ガイドのVol.2を公開しました。
Vol.2ではUstreamでの中継・配信を例に「複数の入力や再生信号を1つのチャンネルにまとめて送信(録音)」する方法を解説しています。以前、本ブログでもBabyfaceを使用したUstream中継・配信方法をご紹介しましたが、それを更に細かく解説した内容となっております。
今回の例で紹介したようなトーク番組の配信、複数ソース(ターンテーブルなど)のDJミックスをステレオ配信/録音したり、ライブ演奏の中継や録音などを、外部ケーブルなどを使わずに1台のコンピュータとRMEのオーディオ・インターフェイスのみで実現できます。
しかもTotalMixの優れたミキサー機能により、外部ミキサーを用意しなくともコントロールが可能なうえに、TotalMixでの内部処理なのでレイテンシーも無ければ、音質の劣化も起こりません。ぜひお試し下さい。

TotalMix ループバック活用ガイド Vol.2

2011/12/20

TotalMix ループバック活用ガイドを公開しました

TotalMixの新しいチュートリアル(機能解説)を公開しました。

TotalMix(Fireface Mixer)はFireface(Babyface)シリーズ、HDSP(e)シリーズに搭載される、全入力および再生チャンネルを全てのハードウェア出力へ無制限にミキシング / ルーティング可能な、強力なデジタル・リアルタイム・ミキサー&ルーターです。TotalMixには他にも優れた機能が数多く備わっており、今回は「ループバック・モード」の活用方法をご紹介しています。

通常、ループバックを行うには出力端子 > 入力端子に直接ケーブルを繋げて信号を送ります。しかし、TotalMixのループバック機能を使用すれば、物理的なケーブルが必要なく、且つTotalMix内のフィードバックもないため、これらの問題が生じるリスクを抑えることができます。以前にも本ブログでご紹介した事がありますが、ループバック・モードを使えば以下のような事が簡単に行えます。

【アプリケーションなどの音声を録音する】
・YouTubeなどの音声を録音する
・インターネットラジオの音声を録音する
・DVDの音声を録音する...など

【複数の入力(再生)信号を1つのチャンネルにまとめて送信(録音)】
・楽器の生音やアンプを2本のマイクで録音する場合、外部ミキサーを使わずに1つのチャンネルにまとめて録音する
・複数のターンテーブルを用いたDJプレイを、ステレオミックスにまとめて録音する...

他にもアイデア次第でさまざまな事に応用が可能で、今回は「インターネットラジオを録音する」方法を例にご紹介しています。

非常にシンプルでありながらも、大変便利なループバック・モード。TotalMix内での処理なのでレイテンシーも無ければ、音質劣化もありません。しかも外部ケーブル要らずなのでスマートに扱えます。ぜひお試し下さい。

近日中にはVol.2も公開予定です、お楽しみに!

TotalMix ループバック活用ガイド Vol.1
http://www.synthax.jp/tutorials/articles/loopback-01.html

2011/12/06

PC Audio Concert vol.9 レポート

12月3日(土)に行われたPC Audio Concert vol.9のレポートです。
今年最後となったPC Audio Concert vol.9は、第一部にライターの岩井喬氏を、第二部はレコーディングエンジニアの行方洋一氏をゲストに招き、豪華ゲストによる充実の二部構成にて開催致しました。

第一部では兼ねてから要望の多かった「ハードロック&ヘヴィメタル」にフォーカスした内容で行われました。同ジャンルに造詣が深い岩井氏(氏は国内随一のハードロック&ヘヴィメタル・マガジン「BURRN!」でもAVコラムを執筆中)が、音楽的にも、音質的にもオススメな作品を続々と紹介。途中では岩井氏自らアナログレコードからデジタル・アーカイブ化を行った作品の試聴も交え、「リマスター盤の発売が望めないマイナーな作品や、お気に入りの作品を自分好みの音にリマスタリングする」、RME Babyfaceを活用したデジタル・リマスタリングの楽しみ方を披露。聴くだけでなく「録って」楽しむPCオーディオを提案されていました。


第二部はPC Audio Concert vol.8にもご登場頂いた行方洋一氏による「J-POP大全集」。行方氏が携わったJ-POPの名曲の数々を、本イベントのために氏が自ら24bitデジタル・リマスタリングを施した名曲コレクションが楽しめる、非常に贅沢な時間となりました。イベントの終盤では、先日の神戸JAZZ 2011のライブ・レコーディング音源を披露。普段は絶対に聴く事ができない「ミックスダウン前」「ミックスダウン後」「マスタリング後」のそれぞれを聴き比べながら作品として仕上がってゆく過程を紹介。音が変化するたびに、来場者の方が身を乗り出して試聴されていたのが印象的でした。


この日の様子が行方氏のブログでも紹介されています・・・当日、ご来場頂いたお客様との素敵な出会いについて書かれています。ぜひご覧下さい。
また、ファイル・ウェブさんにも本イベントの詳しいレポートが掲載されました。こちらもぜひご覧下さいませ。

それでは、来年のPC Audio Concert vol.10で皆様とお会い出来るのを楽しみにしております。

2011/12/01

お客様感謝ウインターキャンペーン 2011のお知らせ


本日より開始のビッグなプレゼント・キャンペーンのお知らせです。
日頃のご愛顧に感謝してRME製品のご登録ユーザー様を対象に、抽選で200名様に北村憲昭 指揮 / スロバキア・フィルハーモニー管弦楽団「ベートーヴェン:交響曲第 7 番イ長調 / J.シュトラウス II 世:『皇帝円舞曲』」(SACD Hybrid + DVD-ROM)をプレゼントいたします。
北村憲昭 指揮 / スロバキア・フィルハーモニー管弦楽団による精緻な演奏と、1bit/5.6MHzの高精度DSDによる鮮烈な録音で話題を独占したHRレーベル期待の第2弾は、ベートーヴェン&シュトラウスを収録。最新のDSD (1bit) 技術により録音し、最高の再生の可能性を求め、メディアにSACD HybridディスクとDVD-ROMディスクの組み合わせを選んでのリリースです。
DVD-ROM ディスクには同じ曲目の24bit/192KHz・PCM データ(WAV 形式)を収録。SACDプレイヤーをお持ちでなくとも、RME製品を使ったPCオーディオで存分に高品位なオーディオ作品をお楽しみ頂ける内容です。
鮮烈な録音を現存する高品位オーディオ・フォーマットの殆どで収録した、非常に贅沢な真のハイレゾ音源作品です。フォーマットの違いによる聴き比べなど、レファレンス盤として持っておきたい素晴らしい作品です。
既にご登録済みのユーザー様はもちろん、期間中にお買い求め頂きこれから登録を行われるユーザー様も、弊社にご登録を頂いたユーザー様なら誰もがご応募可です。皆様の応募をお待ちしております。
キャンペーン期間は本日より2011年12月31日(土)まで。
お客様感謝ウインターキャンペーンの詳細および応募は以下より。



2011/11/29

PC Audio Concert vol.9開催のお知らせ

RMEの優れた音を存分に堪能できる人気イベント、「PC Audio Concert」の第9回目を12月3日(土)にお茶の水クリスチャンセンターにて開催致します。今回は年末スペシャル版として、豪華ゲストをお二人招いての二部構成にてお届けします。
第一部は国内随一のハードロック&ヘヴィメタル・マガジン「BURRN!」でもAVコラムを執筆中のオーディオ評論家の岩井喬氏を招き、兼ねてから要望の多かった『Rock&HM/HR』にフォーカスしたPCオーディオを披露します。岩井氏による魅惑的なトークと、最新鋭のPCオーディオによって鳴らされるRock&HM/HRの名曲の数々をお楽しみ下さい。
第二部は生涯録音曲数3,000曲を越えるJ-POPレコーディング界の巨人、行方洋一氏を招き、制作に関わった珠玉のJ-POPの名曲を、最新技術を駆使して本イベントの為にリマスタリングした24bit高品位音源を披露します。行方氏による当時の制作秘話も交えつつ贅沢な秘蔵音源をたっぷりとご堪能下さい。
今年最後となるPC Audio Concert。今回も「会場でしか聴けないエクスクルーシブな音源」が満載です。もちろん入場は無料(下記WEBより申し込みが必要)、皆様のご来場をお待ちしております!

2011/10/25

IPサイマルラジオ「radiko.jp」

今日は「こんな所でもRMEは使われていますよ〜」といったお話をご紹介します。
昨年12月に本配信を開始したIPサイマルラジオ「radiko.jp」。インターネット回線とパソコンやスマート・フォンがあれば、クリアな音質でラジオ番組が楽しめる画期的なこのサービスをご利用中の方も多いのではないでしょうか。私もiPhoneにradiko.jpアプリをインストールして楽しんでいます。
さて、radiko.jpの独自の配信プラットフォーム・システムにはRMEのオーディオ・カードが使用されています。簡単に説明しますと「ラジオの音声をRMEのオーディオ・カードでデジタル化」して、インターネットを通じて伝送しています。各放送局には「HDSPe AIO」が使用され、メディア・センター(各放送局から配信された音源を集中管理し、インターネットの配信プラットフォームに伝送する機能)では「HDSPe AES」が使用されています。こちらの詳細は現在発売中の「隔月刊プロサウンド 2011年10月号 Vol.165」に、株式会社radikoのご担当者様のインタビューを交えて載っておりますので、ご興味のある方はチェックして下さい。
現在、radiko.jpのサービスは先行して大都市圏のラジオ局からスタートしていますが、今後は47都道府県全てのラジオ局にも上記のRME製品が組み込まれた配信プラットフォームがインストールされ、順次サービスの開始を予定しているそうです。予定では来年の春頃に47都道府県全てにインストールが完了するとの事でした。

RMEの製品は様々な組み合わせで拡張性の高いシステム構築が可能であり、今回のケースの様に様々なシステムと一緒に導入頂いております。ホームページにはRMEユーザーの声や現場レポートをご紹介する導入事例を設けておりますので、こちらもご覧下さいませ。

2011/10/06

神戸JAZZ 2011 レポート

10月2日(日)に神戸文化ホール(大ホール)にて行われた「神戸JAZZ 2011」に参加させて頂きました。今日はその模様をレポートします。
神戸JAZZは非常にユニークなイベントです。イベントの第一部は地元神戸をはじめとする中学生〜大学生のビックバンドが出演。第二部は「KOBE JAZZ Special BIG BAND feat.東原力哉/清水興」によるプロのビックバンドが出演する二部構成。そしてもう1つのユニークな点は、プロのスタッフに混じって音楽業界を目指す中学生〜大学生(専門学校生)、市民ボランティアの皆さんが制作スタッフとしてイベントに参加している事です。彼らはプロのスタッフと恊働で、半年もの準備期間を経て本イベントに臨みます。
「JAZZ発祥の地」と言われる神戸だけあって、まさに市民一丸となって創り上げている素敵なイベントです。
我々は「録音」チームとして本イベントに参加させて頂きました。当日はエンジニアの行方洋一氏がレコーディングと中継用のミックスを担当される事になっており、今年も行方氏よりレコーディング機材としてRMEをご指名頂きました。

・10月1日(土)仕込み/リハーサル


前日は朝から仕込みとリハーサルが行われました。今回、行方氏が使用したレコーディング/中継用ミックスシステムは、MADIを活用したシンプルなシステムです。MADIは古くから知られた存在ですが、RMEがMADI実用化に向けた革新的な技術の開発に成功し、信頼性の高いMADI製品を多数リリースしました。結果、多方面でRMEのMADIソリューションの導入が進み、現在RMEはMADIソリューションのトップ・リーダーになりました。
さて、以下が今回のシステム図です。
神戸JAZZ 2011 レコーディング&中継用音声送出システム
MADIは75Ωの同軸ケーブル、あるいはオプティカル(光)ケーブル1本で64ch(48kHz時)ものオーディオ・データの長距離(同軸=100メートル、オプティカル=2,000メートル)伝送が可能であり、現場で大量のケーブルを敷く必要がなく、同時にクロックの供給も可能で信頼性も抜群です。しかもオプティカル・ケーブルの使用時には外来ノイズの影響を受けない優れた特徴があります。RMEの優れた特徴の1つでもあるSteady ClockもMADIから生まれた技術です。
さて、レコーディングと中継はPA卓からMADIで送られた信号を分岐させ、複数のデバイスを用いて行いました。以下、機材の解説です。

1:MADIface & Global Recordでマルチch・レコーディング
2:HDSPe MADI & Nuendo 5で中継用のステレオ・ミックスを作成/マルチch・レコーディング
3:Fireface UFXのDURecでステレオ・ミックスをレコーディング


当日のPA卓はDiGiCoのSD8が使用されました。DiGiCoは高度なデジタル技術を搭載した高品位なデジタル・コンソールを多数リリースしているメーカーで、ご存知の方も大勢いらっしゃるでしょう。SD8から48chのMADI信号を同軸ケーブルにてレコーディング・ルームに設置したMicstacyへ。Micstacyはアンビエンス用のマイクが2本接続され、トータルで50chになったMADI信号を分岐させてレコーディング/中継用として使用しました。従来はch数分だけのケーブル、あるいは太くて取り回し難いマルチ・ケーブルを使う必要がありましたが、MADIならたった1本です。低コスト、容易なメンテナンス、高い柔軟性で現場の負担も少なく、効率良く作業が行えます。
メインのレコーディングは「1」のGlobal Recordで行い、「2」のNuendo 5はバックアップとして持参しましたが、Nuendo 5のモニター・ミックス機能が大変便利で、行方氏の発案で中継用や会場用のモニター・ミックス卓としてNuendo 5を使用しました。
Global Recordを回したPanasonic TOUGHBOOK(モデル:CF-19FW1AAS)は湾岸戦争で使用された「まさにタフ」なラップトップPCです。耐振、防水、耐衝撃設計が施されており、ライブ・レコーディングの現場には最適な仕様です。搭載CPUはCore 2 Duo U7500 (1.06GHz)とレコーディング用途には非力な感もありますが、50ch / 24bit / 48kHzもの膨大なデータを、4時間以上もレコーディングしましたがバッファー・エラーがゼロ(波形の損失一切無し!)と素晴らしい仕事をしてくれました。
また、Global Recordは「CPUに負荷を掛けずに安定した信頼性の高い録音」を実現するために開発されたユーティリティであり、今回のケースがまさにそれを証明しています。しかもGlobal Recordは、RME DIGICheckに含まれているレコーディング・ユーティリティの1つなので、RME製品をお持ちの方なら無償でご利用頂けます。

ラックに収めたRMEの機材
いよいよリハーサルが開始され、我々もテスト録音を開始します。今年からはUstreamの中継も加わった事で、Nuendo 5のモニター・ミックスを使って行方氏はリアルタイムにミキシングを行います。氏は膨大なチャンネル数が立ち上がったNuendoに向かって、レベルやパンニング、楽器によってはEQやFXをインサートし、その場で瞬時に音を調整していきます。リハーサル開始後、わずかな時間でヘッドホンから聴こえるミックスが大変素晴らしい音に仕上がっており、スタッフとして参加していた音響を学ぶ学生さん達は大興奮。

学生さんにノウハウを伝授中の行方氏
突然、行方氏が「(ミックスを)やってみるか!?」と、学生さんに席を譲ります。行方氏が学生さんの隣に着き、ミックスのノウハウを直に伝授する贅沢な個人レッスンの開始です。行方氏のアドバイスを聴きながら、自分で行ったミックスの録音データをプレゼントされた学生さんは大興奮。何度も録音データの入ったディスクを大事そうに眺めていた姿がとても印象的でした。素晴らしい想い出になったでしょうね。

ミックスを行う学生さん
遅くまで続いたリハーサルも終わり、いよいよ明日は本番です。

10月2日(日)神戸JAZZ 2011 本番

いよいよ神戸JAZZ 2011 本番の日を迎えました。朝から会場はスタッフTシャツを来た学生さん達が慌ただしく舞台上を行き来しています。そして、本番前の最後のリハーサルが始まりました。

舞台設営中の学生さん達
録音/中継ルームにも大勢の学生さん達がやって来て、交代交代で持ち場に着きます。手が空いた人はルームに設置されたヘッドホン・ディストリビューターを通じて、行方氏のミックスを聴いて勉強します。行方氏の手元やモニター画面を凝視する人、メモを取りながら聴く人、瞼を閉じて聴き入る人、皆様々です。

録音/中継ルーム
PM 2:30 神戸JAZZ 2011の本番が開始されました。暗闇の中で黙々とミックスを続ける行方氏。第一部は13もの学生バンドが出演。バンド毎に楽器編成も異なるため、氏はリハーサル時のメモを片手に次々とバンドにあわせたミックスを行い、時折学生さんに向かってノウハウの伝授と大忙しです。

本番中の行方氏
PM 7:00 大いに盛り上がったプロバンドの演奏が終わり、神戸JAZZ 2011が終了。


Global Recordで録音された50chのデータは、行方氏のスタジオに運び込まれて、最終的にNuendo 5にてミックス・ダウンが行われます。ミックス・ダウンされた音源はFM COCOLOの番組「World Jazz Warehouse」にて後日放送されるそうなので、関西にお住まいの方はチェックしてみて下さいませ。

2011/09/20

Fireface UCでサラウンドを楽しむ

RME Fireface UCをPCオーディオで使うメリットとして、「マルチch(チャンネル)が扱える」「録音ができる」点が挙げられます。今日は前者について最適な記事がありましたのでご紹介します。

月刊AVレビューNo.202に、RME導入事例に幾度とご出演頂いている沢口音楽工房代表 沢口真生氏のインタビューが掲載されています。さらに本誌には、沢口氏がプロデューサー/エンジニアを務めるUNAMASレーベルのマルチch・ハイレゾ作品を収録した特別付録ディスクが付いています。

特別付録ディスクに収録の「Arimasa Yuki : FOREST」は、世界初の192kHz/24bitサラウンド録音によるピアノJAZZアルバムとして、記憶に新しい方もいらっしゃるかと存じます。FORESTはレコーディングから編集、配信までが一貫して192kHzで行われており、このアルバムの制作を支えたのはRME Fireface UCです。詳しくは以下の導入事例をご覧下さいませ。


また、同特別付録ディスクに収録の「山河幻想」は、沢口氏が提唱する音楽と自然音のコラボレーションをサラウンドで楽しむ「サラウンドスケープ」作品であり、同じくRME Fireface UCが制作を支えています。こちらも導入事例が御座いますのでご覧下さいませ。


残念ながら特別付録ディスクはオリジナルの192kHz/24bitではなく、96kHz/24bitフォーマットとなっていますが、本音源を配信するクリプトンHQM-STOREではオリジナルの192kHz/24bitが購入できますので、ご興味のある方はHQM-STOREへどうぞ。

さて、本誌では特別付録の試聴方法に「ハイクオリティな再生が可能」として、RME Fireface UCを使った方法を紹介しています。・・・手前味噌ですが、特別付録ディスクについて「収録音源の圧倒的な高音質」と誌面では紹介していますが、その「圧倒的な高音質」音源を録音するのに使用した機器ですから、もちろんハイクオリティに決まっています(笑)

さて、本誌ではWindows環境での簡単なセットアップのみが載っておりましたが、弊社コンテンツではWindows / Mac両環境での詳細なセットアップ方法を解説しております。特別付録ディスクを楽しまれる際にセットアップのご参考にどうぞ。


本誌で沢口氏は「既存のシステムを生かしながらマルチchの可能性を楽しんでもらいたい」と語っており、既にお持ちのステレオにもう1ペアのスピーカーを追加したシンプルなシステムでサラウンドを楽しむ事ができます。サラウンド未体験の方は、この特別付録を切っ掛けにぜひサラウンドにチャレンジしてみて下さい。

後者の「録音ができる」については今後、こちらのブログでご紹介します。

2011/08/26

便利・快適 AirPlay

今日はFireface UCApple TV(第二世代)を使ったAirPlayの楽しみ方をご紹介します。
Appleが提供するAirPlay機能を使うと、音楽、ビデオ、写真をワイヤレスで楽しむ事ができます。Apple TVは優れたインターフェイスを備え、なおかつ非常にコンパクトで設置場所にも困りません。そして安価であり、僅かな投資で素晴らしいエンターテインメント体験ができます。AirPlayはワイヤレスで音声データを送信しますが、ワイヤレスの帯域には余裕があるのでCDと同クオリティのWAVファイル(16bit/44.1kHz)を再生しても、音声が途切れたりレスポンスが鈍くなる事はありません。
Fireface UCはスタンドアローンに対応しており、必要な設定を一度行ってしまえばFireface UC本体に設定が保存されるので、コンピュータと接続をしなくとも音声の入出力を扱う事ができます。
ポイントは以下です。
○コンピュータ・レス、手元にコンピュータが無くともPCオーディオが楽しめる!!
iTunesのホームシェアリング機能を有効にすれば、Apple TVからシェアリングを有効にしたiTunesのライブラリを開いて音楽を楽しむ事ができます。例えば、書斎に置いたMacのiTunesライブラリを、リビングのApple TVから操作をして楽しむ事ができます。
○Fireface UCの優れたSteady Clockにより、ワイヤレスでも良い音質で音楽が楽しめる!!
Fireface UCをDACとして使う事で、Firefaceシリーズの大きな特徴であるSteady Clockによるジッターが抑制された、非常に精細かつクリアな音質で音楽を楽しむ事ができます。
以下、ベーシックな設定方法です。
【1:Apple TVの設定】
特別にオーディオに関する設定はありません。
[設定]→[オーディオとビデオ]→[オーディオ出力]の設定は[自動]のままで結構です。
※Apple TVのネットワーク設定は予め済ませておいて下さい。
【2:機器の接続】
注意:機器の接続を行う際、突然の大きな音による難聴障害や機器の破損を防ぐ為にも、接続先のアンプやパワードスピーカーのボリュームを予め最小まで絞っておいて下さい。ここではパワードスピーカーと接続をする方法で解説します。
1:光ケーブルを使って、Apple TV背面の光オーディオポートとFireface UC背面のADAT INを接続します。
2:Fireface UCの[BALANCED LINE OUTPUTS]の1をパワードスピーカーの[Left(L)]に、2をパワードスピーカーの[Right(R)]へと接続します。
※パワード・スピーカーを使わず、オーディオアンプへ接続を行う場合も同様です。1をアンプの[Left(L)/白]に、2をアンプの[Right(R)]へと接続して下さい。また、接続先のアンプがRCAピンの入力端子の際は、フォン⇔RCAケーブル等をご用意下さい。
【3:Fireface USB Settingsの設定】
・バランス仕様の機器と接続をする場合
Line Outには[+4 dBu]を選択して下さい。
・アンバランス仕様の機器と接続をする場合
Line Outには[-10 dBV]を選択して下さい。
Clock Sourceには[Optical In]を選択します。Apple TVと正しく同期が行われた場合は、[Input Status]の[SPDIF opt.]が[Sync]と表示されます。
※Apple TVのサンプリング・レートは「48kHz固定」の様子です。よって、Apple TVとSync(同期)されると[Sample Rate]が[48000 Hz]に切り替わりますがそのままで結構です。
【4:iTunesの設定】
Apple TVのネットワーク設定が正しく行われていれば、iTunesの画面右下にボタンが表示され、出力スピーカーとしてApple TVを選択可能になります。iTunes画面内の以下のボタンをクリックして、Apple TVを選択します。
もし、iPodから音楽データを再生したい場合は同様にiPod画面内のボタンをクリックしてApple TVを選択します。
※コンピュータとiPodの様に、複数のデバイスからAirPlayを使う場合は、それらの機器が同一のネットワーク内で接続されている必要があります。なお、同時に複数のデバイスからはアクセスできません。
【5:TotalMix FXの設定】
1:画面右下にあるControl Roomの[Assign]をクリックして、[Main Out]に[AN 1/2]を選択して下さい。そして、[Main]のフェーダーは一番下まで下げた状態にしておきます。
2:iTunes(またはiPod)から音声データがApple TVに送られると、TotalMix FXのAS 1/2(上段)のメーターが反応します。
3:右下の[Main]をクリックすると、ハイライト(明るく表示)された状態になるので、そのまま上段の[AS 1/2]のフェーダーを[0]の位置まで上げて下さい。これにより、AS 1/2に入力されたApple TVの音声信号が[Main]の出力チャンネルに送られます(下画面参照)。
4:次に、[Main]のフェーダーをゆっくりと徐々に上げて下さい。パワードスピーカーから音が出力されますので、最適なボリュームへと調整します。
※接続先がオーディオアンプの場合は、[Main]のボリュームとアンプのボリューム双方を調整して、最適なボリュームへと調整してください。通常[Main]ボリュームの値は[0]で結構ですが、メーターがクリップ(赤く点灯)する場合、クリップが起こらない位置まで下げます
【6:応用設定】
Fireface UCのフロントにあるエンコーダーを使用してボリュームを調整すれば、さらに便利です。なお、初期設定ではステレオ・リンク設定になってらおず、左と右を個別にボリューム調整する必要があります。これでは面倒なので、以下の方法にてステレオ・リンクにまとめてボリュームを調整して下さい。
1:エンコーダーを押してランプを[CH]にあわせ、エンコーダーを回して表示を[L.1](出力1)にあわせます。
2:エンコーダーを押し込み、表示が[on]に切り替わるまで待ちます。[on]と表示されれば、[L.1]と[L.2]がリンクされ、[AN 1/2]ステレオ出力チャンネルとして動作致します。エンコーダーを再度押して、ランプを[LEV]に切り替えてエンコーダーを回すと、[AN 1/2]がリンクしたままボリューム調整が可能になります。次回より、Fireface UC本体でボリュームを調整する際は[L.1]を選択してボリューム調整を行います。
以上で設定は完了です。わずか数分程度の簡単な設定でとても快適なAirPlayが楽しめます。ご興味がある方はお試し下さいませ。
ちなみに、私は自宅ではAirMac Expressをインターネット接続のワイヤレスルータとして使用していますが、AirMac Expressでも同様にAirPlayが楽しめます。AirMac Expressには、MacBook Proと同じアナログ/光デジタル出力のミニプラグが備わっていますので、ミニプラグ⇔角プラグ型の光ケーブルを用意すれば同様の事が行えます。こちらもお試し下さいませ。

2011/08/19

終了間際! RME お客様感謝 サマーキャンペーン 2011

話題の高品位オーディオ作品が抽選で100名様に当たる「RME お客様感謝 サマーキャンペーン2011」がいよいよ終了間際です。

RME お客様感謝 サマーキャンペーン 2011 紹介ページ

キャンペーン期間中(2011年7月1日 - 2011年8月31日まで)にRME製品をお買い求め頂き、なおかつユーザー登録完了後に所定のWEBアンケートにお答え頂く事で応募完了となります。

プレゼント賞品は1bit / 5.6MHzの高精度DSDによる鮮烈な録音で話題を独占した、HRレーベル期待の第2弾作品、北村憲昭 指揮/スロバキア・フィルハーモニー管弦楽団 『ベートーヴェン /交響曲第7 番 ヨハン・シュトラウス II 世 / 皇帝円舞曲』。現存する殆どの高品位オーディオ・フォーマットが収められた、非常に贅沢な真のハイレゾ音源作品です。フォーマットの違いによる聴き比べが楽しめるほか、リファレンス盤としても持っておきたい素晴らしい作品です。ぜひとも、RME製品が持つ高い再生能力で、高品位オーディオが持つポテンシャルを最大限に引き出した、圧倒的な高音質体験をお楽しみ下さい!

キャンペーン対象者の方で未だにご応募を完了されてない方は、どうぞお早めにご応募下さいませ。

さて、先日このブログでご紹介差し上げた「foobar 2000の出力がリセットされてしまう事象について」は頻繁に頂いていたお問い合わせであり、結果として大勢の方からアクセスを頂きました。今後もこのブログを通じて「疑問な点」「使い方のヒント」等をご紹介して参りますので、どうぞ引き続きお付き合い下さいませ。

また、弊社ではメールニュース(不定期発行 / 無料)を発行しております。イベント情報、サポート情報、お得なキャンペーン情報をはじめ、アーティストのインタビューや現場レポートなど、面白いコンテンツを企画しております。こちらもぜひご登録下さいませ。

2011/08/08

foobar2000の出力がリセットされてしまう事象について

表題の件でお困りの方も多いかと存じます。


以前、このブログでもご紹介を差し上げましたが、サンプリングレートの切替時に出力がリセットされてしまう事象については、以下の方法にて回避が可能です。最近になって再びお問い合わせが多いので、もう一度ご紹介します。

1:環境設定(Preference) > DSP Manager > ReSampler を追加


2:ReSampler を選択した状態で > Configure Selected をクリック


3:再生サンプリングレートの値を設定。例えば96kHzに設定した場合は、ソースのサンプリングレートに関わらず96kHz固定での再生となり、サンプリングレートの切替に伴う出力のリセットが起こりません。ライブラリ内に様々なサンプリングレートのソースを保存されている方は、最も高いサンプリングレートに設定をしておけばOKですね。

この方法でサンプリングレート切替時に出力がリセットされてしまう事象を回避する事ができます。この事象はfoobar2000に依存する問題が原因であり、残念ながらRME側では解決策を提供する事が出来ません。

2013/07/01追記:
下記コメント欄でもご指摘いただきました通り、foobar2000の現行バージョンではASIOプラグインによる本問題は解消されております。最新版をお使いいただくことでご対処くださいますようお願い致します。

2011/07/27

Coldplay on tour with RME !!

名実共にイギリスを代表するロックバンド"Coldplay"。

デビュー以来発表したアルバムはすべて全英No.1を獲得し、地元イギリスのみならずワールドワイドで大きな商業的成功を収めており、日本でも大勢のファンに愛されている事は周知の通りですね。アルバム『美しき生命』は、その年の世界中で最も売れたアルバムであり、日本でもその年に最も売れた洋楽アルバムだったかと記憶しています。

さて、今週末に迫ったFUJI ROCK FESTIVAL '11ではメインステージのヘッドライナー出演も決定しており、先日のiTunes Festival 2011でのライブパフォーマンスを「予習」としてご覧になった方も大勢いらっしゃるかと思います。

イギリスを代表するロックバンドから、21世紀を代表するロックバンドへと成ったColdplayのツアーとスタジオでは、RMEのオーディオインターフェイスが活躍しています。

以下の動画では彼らのMIDI、Pro Toolsのテクニカルを担当するMiller氏が、RMEのオーディオインターフェイスとFireface UFXDURec™が、ツアー、そしてスタジオでどのように活躍しているのを紹介します。日本語字幕付(ウィンドウ内の[CC]ボタンをONに)でご覧になれますので、ぜひご覧下さいませ。

優れた音質と、極めて高い安定性と柔軟性を誇るRMEのオーディオインターフェイスは、スタジオでのレコーィングはもちろん、欧州の放送局で叩き上げられた堅牢性を持って、失敗の許されないライブの現場にも完璧に応えます。

2011/07/26

満員御礼!!『PC Audio Concert Vol.8 - 2』レポート

7月16日、PC Audio Concert Vol.8「JBL&RMEで聴く行方洋一J-POP大全集」の第二回目を、前回と同じお茶の水の「JAZZ OLYMPUS!」さんにて行いました。本イベントの詳細は前回の投稿をご参照下さい。

当日はうだるような厳しい暑さでしたが場内は満員御礼。前回以上に大変賑やかな雰囲気の中での開催となりました。基本となるサウンドシステムは前回と同じですが、今回は行方氏愛用のラップトップPCを持ち込み、前回(デスクトップPCを使用)よりもコンパクトなシステムとなりました。

本イベントの醍醐味である行方氏の貴重な制作秘話と一緒に、デジタル・リマスタリングによって蘇った名曲の数々を、今回も時間の許す限りご披露して頂きました。そして、今回も中国の歌姫「ユウ燕」さんのミニ・ライブもあり、盛りだくさんの楽しい3時間でした。

二度に渡ってお届けしましたPC Audio Concert Vol.8「JBL&RMEで聴く行方洋一J-POP大全集」。本イベントは『絶対に会場でしか聴けない貴重な音源を』、『作り手自らの解説付きで楽しめる』、非常に贅沢なイベントだったかと思います。

今後も趣向を凝らしたPC Audio Concertを企画しております。インフォメーションはシンタックスジャパンのホームページにてご確認下さい。次回はRock系を・・・どうぞ、お楽しみに!

2011/06/21

大盛況!!『PC Audio Concert Vol.8』レポート

JAZZ OLYMPUS!

6月18日、PC Audio Concert Vol.8 「JBL&RMEで聴く行方洋一J-POP大全集」を、東京 お茶の水の「JAZZ OLYMPUS!」さんにて行いました。

スペシャルゲストに生涯録音曲数3000曲を越えるJ-POPレコーディング界の巨人、行方洋一氏をお招きして、氏が制作に関わった珠玉のJ-POPの名曲を、本イベントの為に氏が自らデジタル・リマスタリングを施した24bitの高品位音源が楽しめる、大変贅沢なイベントとなりました。

当日のサウンドシステムは、オーディオインターフェイスには行方氏が愛用しているRME Fireface UCを、オーディオケーブルにはRME PHONE → RCA Sを、プリメインアンプはJBL SA600、スピーカーはJBL "Olympus" D50S8Rを用いた、最新のデジタル機器とアナログ銘記が融合したシステムに参加者の皆さんも興味津々の様子でした。まさにここ、JAZZ OLYMPUS!さんでしか体験できない音と言えますね!

笑いが絶えない和やかな雰囲気の中で行われました。
テープによるモノラル・レコーディングの時代から、現在のコンピュータを駆使したデジタル・レコーディングの時代まで、レコーディング現場の変遷を見て来た行方氏の貴重な制作秘話と一緒に、最新のデジタル技術で生まれ変わった名曲の数々を、惜しげも無くご披露して頂きました。

イベントの途中で中国の歌姫「ユウ燕」さんの飛び入りライブもありました。ラウドなOlympusスピーカーに負けない、力強くて、そして美しい彼女の歌声に圧倒されました。行方氏のサプライズ演出に会場は更に盛り上がりました。

ユウ燕さん熱唱中。部屋中の空気が震える程の圧倒的な歌唱力!
休憩を挟んでの後半戦も貴重な音源のオンパレード。行方氏が「この曲は未だに使われているんだよなー」と仰ってから再生されたのが、国民的テレビアニメ「サザエさん」のオープニングテーマ。日曜夕方の風景として溶け込んでいるこの名曲が、作曲は筒美京平氏、レコーディングが行方洋一氏のゴールデンコンビによって制作された作品だとは知りませんでした。楽しい時間はあっと言う間で、気がつけば終了の時刻となっておりました。

さて、行方氏は先日からblogの執筆を開始されたそうです。blogでは今回のイベントに対する音作りの考えを綴っておられて、大変興味深いです。文中にリンクを貼っておりますので、ぜひともご一読下さいませ。

7月16日には再び行方氏をお招きして、PC Audio Concert Vol.8 - 2を開催致します。若干ですがお席の空きが御座いますので、ご興味ある方はぜひとも遊びにいらして下さいませ。お席のお申し込みは以下のページよりお願い致します。
次回のPC Audio Concert Vol.8 - 2も、どうぞご期待下さい!!

http://www.synthax.jp/pc-audio-concert-vol8.html

2011/05/23

DAW自宅マスタリング


リットーミュージックさんより大変興味深い書籍が5月25日(水)に発売になります。

DAW自宅マスタリング - 音圧&音質アップのための実践テクニック徹底解説

プロの仕事であるマスタリング作業を、自宅のDAW環境を使って行うためのテクニックが満載の本書。付属のDVD-ROMにはマスタリング用オーディオ・データが収録されており、自身のDAWを使ってマスタリングの全作業工程を体験できるようになっています。
著者はRME Usersにもご登場頂いた、株式会社マリモレコーズ(marimoRECORDS)代表の江夏正晃氏です。本日、江夏氏ご本人より出来たてホヤホヤの本書を頂戴しました。
現代のアーティストには作曲、レコーディング、ミックス、マスタリングまでを自分でこなす「完パケ」のスタイルが求められており、その中でも最も難解なイメージがつきまとうマスタリング作業に関して、慣れ親しんだDAWのワークフローとメリットを活かした方法で詳しく解説されています。
SoundCloud等のサービスが盛り上がりを見せており、誰もが手軽にネットを通じて作品を公開できる今だからこそ、本書を参考に自宅で出来る限りのクオリティの向上を目指してはいかがでしょうか。
プロの技術が惜しみなく載っています。アーティスト、クリエイターは必読の一冊です。

2011/05/18

大人気Babyfaceのアウトレット品が入荷しました!

大人気Babyfaceのアウトレット品をオンラインストアにご用意させて頂きました。

パッケージに傷や汚れはありますが、付属品も含めて未使用新品です。もちろん、購入日より製品保証も適用されますので、ご安心してお買い求め下さいませ。Babyfaceをご検討の方は、お得なこのチャンスをお見逃し無く!

アウトレット品のお買い求めはこちらより。

また、大勢のお客様よりお問い合わせを頂戴しておりました、RME x ACOUSTIC REVIVEのコラボレーションケーブルが再入荷しました。RME製品をPCオーディオでお使いのお客様には、ぜひお試し頂きたい素晴らしいオーディオ・ケーブルです。オーディオ・ケーブルの他にもハイエンドなUSBケーブル等をご用意しておりますので、ぜひBabyfaceと一緒にどうぞ!

RME x ACOUSTIC REVIVEの詳細はこちらより。

2011/04/18

チータ・レーベル 第10作、第11作 (ジャズ)

何度かブログで紹介させていただいている、ジャズ・ベーシスト中村照夫がプロデュースするチータ・レーベル(www.cheetahjazz.comから、第10作目となるオナージェ・アラン・ガムス / ジャスト・ライク・イエスタデイ」と、第11作目のスティーヴ・グロスマン / ホームカミング」2つのアルバムがリリースされています
(以前ご紹介したブログはこちら→Player Right - Bill Wareチーターレーベル第2弾、第3弾


ONAJE ALLAN GUMBS / Just Like Yesterday (オナージェ・アラン・ガムス / ジャスト・ライク・イエスタデイ)
70~80年代の輝かしいソウルの大名曲を中心に、名手オナージェがフェンダーローズでクール&メロウにカバー。後期ウェザー・リポートのリズム・セクションでもあるスーパー・ミュージシャンのオマー・ハキム(dr)、ヴィクター・ベイリー(b)が加わったトリオ編成を中心に、インティメイトな魅力あふれる、グルーヴィーで心を打つ傑作が誕生!! (www.cheetahjazz.com引用)
「ジャスト・ライク・イエスタデイ」収録曲
  • 01. 風のシルエット / ボビー・コールドウェル (78)
  • 02. ゴーリー・ワウ / スタイリスティックス (72)
  • 03. ホット・ドーギット / ラムゼイ・ルイス (74)
  • 04. リボン・イン・ザ・スカイ / スティーヴィー・ワンダー (82)
  • 05. インナー・シティ・ブルース / マヴィン・ゲイ (71)
  • 06. アイル・ビー・アラウンド / スピナーズ (72)
  • 07. 暗黒への挑戦 / アース・ウィンド・アンド・ファイアー (75)
  • 08. クワイエット・パッション / オナージェ 1988年の名曲
  • 09. チャイルド・イズ・ボーン / サド・ジョーンズのジャズ・スタンダード
  • 10. ザ・トーキョー・ブルース / ホレス・シルヴァーのジャズ・ナンバー
  • 11. ドルフィン・ダンス / ハービー・ハンコックの人気曲
  • 12. ヤーニング・フォー・ユア・ラヴ / ギャップ・バンド (81)
  • オナージェ・アラン・ガムス(フェンダー・ローズ)
  • ヴィクター・ベイリー(ベース)
  • オマー・ハキム(ドラム)
  • スペースマン・パターソン(ギター)
  • チャギー・カーター(パーカッション)
  • プロデューサー 中村照夫
  • マスタリング 行方洋一

5曲目に収録されたのフェンダー・ローズで弾くInner City Blues(原曲Marvin Gaye)のビデオを見ることができます!
Copyright(C) Cheetah / PONYCANYON 2009 All Rights Reserved.)


Steve Grossman / Homecoming (スティーヴ・グロスマン / ホームカミング)
伝説的天才サックス奏者、スティーヴ・グロスマン。じつに10年ぶりとなる待望の新作アルバムが登場。ワン&オンリーともいえるスティーヴのテナーの真髄をたっぷりと味わえる、魅力的な楽曲が揃った傑作が誕生!! (www.cheetahjazz.com引用)
「 ホームカミング」収録曲
  • 01. ウナ・マス
  • 02. カトーナ
  • 03. アフロ・ブルー
  • 04. ディス・タイ ム・ザ・ドリームズ・オン・ミー
  • 05. シオラ
  • 06. イレジスタブル・ユー
  • 07. イン・ア・センチメンタル・ムード
  • 08. テイク・ザ・ディー・トレイン
  • 09. ウナ・マス (ラジオ・エディット)
  • スティーヴ・グロスマン(テナー・サックス)
  • トム・ブラウン(トランペット)
  • ビル・ウォッシャー(ギター)
  • ラリー・ウィルス(ピアノ)
  • ジョー・ファンスワース(ドラム)
  • ジョン・ウェーバー(ベース)
  • ルーベン・ロドリゲス(ベース)
  • ラルフ・イリザリー(ティンバレス)
  • ロベルト・キンテーロ(コンガ)
  • チャギー・カーター(シェイカー)
  • プロデューサー 中村照夫
  • マスタリング 行方洋一

こちらからオープニング・ナンバー「Una Mas」のレコーディング風景をご覧いただけます!
Copyright(C) Cheetah / PONYCANYON 2009 All Rights Reserved.)

2011/04/15

Babyfaceを使ってUstream配信

コンパクトなボディにラックサイズ機以上の性能を搭載したBabyfaceは、持ち運びも簡単なうえにUSBバスパワー駆動なので、場所を選ばず気軽に音楽を楽しむことができます。
「録音する」「再生する」以外に、「インターネット配信(Ustreamなど)」にも大変便利にお使い頂けます。以下ではUstreamで「BGMを再生しつつ、マイクを使ったトーク番組を配信する」と仮定したケースで、設定方法をご紹介します。
お客様から「Ustreamでの配信に使えるか!?」との問い合わせも多く頂戴しており、いつかご紹介したいと考えておりました。もちろんですが、バッチリ使えます!!
Babyface筐体に付属のブレークアウトケーブルを接続し、BabyfaceとコンピュータをUSBケーブルにて接続します。トーク用のマイクはブレークアウトケーブルの"Line IN L"に接続します。必要に応じてモニタリング用のヘッドフォンを、Babyface筐体側面のヘッドフォン出力に接続します。

接続をした図
【設定編】
1:TotalMix FXのSubmixを有効にした状態で、ハードウェア出力チャンネル(最下段)のAN 1/2をクリックします。クリックすると、AN 1/2が他のチャンネルよりも明るくハイライトされた状態になります。
2:マイクで喋りながら、TotalMix FXのハードウェア入力チャンネル(最上段)のAN 1(ステレオ表示の際はAN 1/2)のメーターが触れるのを確認します。レベルが弱い場合はツール(スパナ)のシンボルをクリックして開き、Gainのツマミで感度を調整します。次に、フェーダーを徐々に上げて適当な位置(ただしクリップ=赤色に点灯の状態は避けてください)に設定します。なお、コンデンサーマイクを使用する場合は、"48V"をクリックしてファンタム電源を入れてください。
3:続けてiTunes等のプレイヤーで音楽の再生を開始します。ソフトウェア再生チャンネル(中段)のAN 1/2のメーターが触れるのを確認します。こちらも徐々にフェーダーを上げて適当な位置に設定します。
4:以上の設定で「マイクからの音声」と「BGMの音声」が、ハードウェア出力のAN 1/2からミックスされて出力されます。ただし、この状態ではUstreamのインターフェイスからはマイクの音声しか出力されません。これはUstream側のインターフェイスの仕様であり、通常はマイク(ハードウェア入力チャンネル)の音声しか受けれないからです。

そこで、ハードウェア出力チャンネルのAN 1/2のツール(スパナ)のシンボルをクリックし、Loopbackをクリックして有効にしてください。Loopbackを有効にすると、ハードウェア出力チャンネルの音声データがドライバ(コンピュータ)へと送信されるので、ハードウェア出力チャンネルに送られている「マイクからの音声」と「BGMの音声」それぞれがミックスされた状態で、Ustreamのインターフェイスから出力(配信)されるようになります。


Loopbackを有効にした状態
あとはマイク、BGMそれぞれのバランスを調整すれば準備は完了です。Ustreamのインターフェイス画面で「オーディオソース」にBabyfaceを選択し、インターフェイスのボリュームを調整してください。

【応用編】
高品位な配信を目指すなら、TotalMix FXに内蔵されたEQ(イコライザー)とFX(エフェクト)を使用します。視聴者がマイクの音声を聞きやすいように、EQを使用してマイクの音声を調整すると良いでしょう。Lo Cut(Low Cut)を有効にしたり、EQを触って中域から高域を持ち上げると明瞭度があがり、音声が聞き取りやすくなります。
Babyfaceはヘッドフォン出力を独立して扱う事ができます。Control RoomのAssignをクリックして、Main OutにPH 3/4を選べば、Babyface筐体側面のヘッドフォン出力からモニタリングを行うことができます。なおかつ、Babyface筐体のSelectスイッチを押してLEDをPhonesにあわせれば、ヘッドフォン出力のボリュームだけをロータリーエンコーダーで調整することができ、大変便利です。


左:EQを調整 右:ヘッドフォンをアサイン
このように、コンピュータとBabyface1台があれば、簡単にインターネット配信を楽しむことができます。優れたTotalMix FXのLoopback機能のおかげて、わずらわしい配線も不要でコンパクトかつシンプルに配信を行うことができます。

2011/04/08

Babyfaceの特別バージョン"Ladyface"が登場!


ドイツのフランクフルトにて開催中の楽器見本市“Musikmesse 2011”にて、RMEの新製品が発表されました。新製品の詳細は以下の「RME新製品速報ページ」にてご紹介しております。ぜひご覧くださいませ。


 発表された新製品の中でも一際目立つ製品が、Babyfaceの特別バージョン"Ladyface"。従来のオーディオインターフェイスには無かったピンク&ホワイトの可愛いらしいデザインがとても新鮮です。


Ladyface
Babyfaecは、スタイリッシュかつコンパクトな筐体にラックサイズのインターフェイスと同等(それ以上!)の機能性と拡張性を備え、RME独自設計のUSBをFPGAに実装する事で実現できた、圧倒的な低レイテンシーと安定性。デジタルオーディオの大命題となるジッターを、200MHzものケタ違いなパワーで抑制するSteady Clock。自由自在に入出力チャンネルのルーティングが行えるTotalMix FX(しかもDSPエフェクト搭載!)と、可愛い見た目とは裏腹にRME伝統のスタジオ・クオリティを有した製品です。

最近は音楽制作用途以外にもオーディオファンの方を中心に、高性能USB-DACとしてBabyfaceをご支持頂いております。以下のページにて、Babyfaceを使ってPCオーディオを楽しむための一般的な設定方法をご案内しております。PCオーディオの設定でお困りの方は、ご一読頂けると幸いです。


今後も、Babyfaceを使った便利で面白いネタをどんどんご紹介して参りますので、どうぞお楽しみに!

2011/03/10

Babyface PCオーディオ・セミナー@大阪 シマムセン レポート

先週の土曜日、3月5日に大阪のシマムセンさんでBabyface PCオーディオ・セミナーを行いました。大阪は久しぶりで、相変わらずの活気の良さに楽しみながら参加させていただきました♪



シマムセンさんは日本橋にある老舗のオーディオ・ショップさんで、今回セミナーを行わせていただいたのがシマムセンさんのショールームでもある「CYMA(シーマ)」で、このショールムがすごい!一般の家庭にあるようなリビングルームを再現した部屋に最新のAV機器やオーディオシステムが設備してあり、Blu-Rayのコンサート・ムービーを拝見させていただいたのですが、まるでコンサート会場にいるような臨場感が体験できました。やはり、迫力が違います!みなさんも一度体感してみてはいかがでしょうか?



今回セミナーを行わせていただいたのはオーディオの部屋の方で、こちらも事前にスピーカーやアンプ、CDプレーヤーを設置していただいており、プロジェクターもかなり大きいサイズのものをご用意いただいたので、セミナーも快適に行わせていただくことができました。

さて、このような素晴らしい環境でセミナーを行わせていただきましたが、当日23名ものお客様にお越しいただき、大盛況でした。また、既にRMEをお持ちの方、そうでない方もBabyfaceの再生能力を大いに体感いただけたかと思います。中でも、アンケートを見るとやはり24Bit/192kHzの音源を初めて聴かれたお客様が多く、44.1kHz/96kHz/192kHzの聴き比べでは多くの方がこのサンプリング周波数の違いに気づかれていました。



現在シンタックスジャパンではハイファイオーディオでの仕様を想定した、ハイグレードな専用オーディオケーブルを開発中です。こちらの情報はシンタックスジャパンのメールニュースやWebサイトでも告知をさせていただきます!

今週末にはレコーディング系のセミナーが東京と大阪であります。大阪の方はまだ若干席が空いているそうですので、ご希望の方はお早めに!

2011/03/01

TOA 匠ワークショップ Vol.3.1 『音の匠』レポート

先日、2/26の土曜日にTOAさんの東京事務所で行われた「TOA 匠ワークショップ Vol.3.1 『音の匠』」にSynthax Japanが制作協力として参加させていただきました。

このセミナーでは、次世代を担う若者たちを対象に、音楽に係る仕事のプロフェッショナルを招聘して業界の現状や仕事内容、仕事の魅力、エピソードなどを紹介するイベントで、TOAさんが主催してシリーズで開催しています。

参加者の方々は若い学生の方から、音楽学校の先生、楽器業界の方や趣味でオーディオを聴いている方まで多種多様なお層の方々にお越しいただきました。



今回は、大阪フェスティバルホールの元チーフエンジニアで、音響プランナー/音響コンサルタントの堀江正(ほりえ ただし)氏と、東芝EMIの元チーフ・レコーディングエンジニアで、現在もレコーディングエンジニア/プロデューサーとして活躍する行方洋一(なめかた よういち)氏のお二人をお迎えして現場でのノウハウやエピソードをご紹介いただきました。



行方さんは携わられた楽曲を紹介されながらお話をされて、「交響組曲 ドラゴンクエスト」、「サザエさん」、「関東GⅠファンファーレ」などの有名楽曲のレコーディングを担当されているというのが驚きでした。

そのお話の中でも、キックの音圧を出すために今では当たり前となってる 「キックにマイクを立てる」ということをしてレコードをリリースしたところ、当時のレコードプレーヤーでは「ドン」となるところで針飛びしてして、レコードのほとんどが返品されてきてしまい、初めて始末書を書かされたというお話が印象的で、とても楽しくお話を伺うことができました。



現在の楽曲制作やレコーディングにおいて波形の切り貼りやエフェクトをかけることは誰でも容易にできるようになりましたが、 堀江さん、行方さんのころはテープでモノラル、エフェクターなども現在のように豊富でない時代に、苦労されたり考えながら編み出したテクニックなどの秘話は非常に貴重なものでした。

第3部では去年行われた「KOBE JAZZ 2010」のお話をされSynthax Japanでは 「KOBE JAZZ 2010」で使用した製品の展示を行いました。



「当時は100万以上かけて中継車を用意していたのが、今ではラックケース2つで済む」 というお話をいいただき、実際にRME製品を使用してレコーディングされた楽曲を流されていました。

その他のお話は・・・ブログでも書けないような内容のものもあるので、みなさんも次回は是非参加されてみてはいかがでしょうか?二度と聞けないレアな音源なども聞けますよ!